Naoto Kimura

2016.10.5

自分に”悩み事がなくなった理由”と”パニック障害”

Facebookのフィードで「過去にパニック障害だった」ってのをカミングアウトされている美容師さんの投稿を見たり…

身近にもそういった症状を訴えるスタッフもいたりして…

「あー。そういやぁ自分もだったわ。」

というのを思い出した。

なった理由もよくわかっていて、仕事がノリ始めていた頃に、健康診断で「要治療」みたいな判定になり、そこから肺機能の部分に不安を感じる様になった。

一度不安になると、ひたすら不安が襲ってくる。

そんなメンタルだったのだ。

それもそのはず。

「自分に余裕が全くなかった」

からだ。

お金もなければ休みもない。

ノリはじめだった自分は予約やその他の仕事スケジュールも先の方まで入りはじめ、身体に何かあって長期離脱なんて事になると…

「全てが水の泡になる」

と思っていた。

思えば思うほど不安が襲ってきて、得体の知れない症状が襲ってきた。

動悸、息切れ、めまい…

吐き気、頭痛…

病院に行っても「どこも異常がない」と言われ、頭の精密検査から、人のアドバイスまでかなり動揺した日々を送っていた。

結局、最終的に心療内科に行き抗不安薬に頼る事となった。

したら不思議なもので、ピタリと止まった。

だから結局の所、メンタルの要素が大きかったのだと思う。

治せた理由は…

突然、”下らないなー”と思う様になったから。

薬飲んでいたら、なんか頭痛が治まらなくなり、不安には襲われている自分が下らないと思う様になり、いきなり薬を飲むのをやめた。

なる様になる。死ぬときは死ぬ

スパッとこういう思考に切り替わった時に徐々にそういった症状が消えた。

薬もいらないと思う様になった。

結局…

数年後、肺機能の部分においては入院する事になるのだが、気持ち的には全然晴れやかな気持ちというか、不思議なほど落ち着いていた。

基本的に”悩む事がくだらない”と思う様になった瞬間

色んなシーンで人にアドバイスを求められる様になっていった。

人は基本的に悩む。

が、僕はいつしか「悩む」という事に対してマイナスしか生まないものと思う様になっていた。

悩む事が身体にくる体質だった僕。

それがわかったので悩むという答えのない事をしていても自分が傷付くだけで終わる事がない。

なので悩むという「行動」をやめた。

フワッと不安に思う事があればスパッと「どう動いたら解決できるだろうか?」と思いすぐ行動にうつした。

頭で考えたとしても解決する事なんてないと思っていた。

もしくは…

「飲んで寝た」

そんな感じのルーティン。

思えばあのパニック障害を克服してから悩んだ事はない。

全て行動していくという意思が備わった。

もしくは徹底的に「休む」という事も学んだ。

そもそも、大体の事は悩んでも一人相撲、独りよがりなだけ、そして「人」が絡んでいる事が多いのだがよくよく考えるとその「人」は全く関係のない事だったりする。

結局の所、自分でしかないのだ。

もし、悩んで身体にきてしまう様な人ならば「悩む事自体がくだらない」と思ってみてはどうだろうか?

よくよく考えると全然生産性のないアクションですよね。

「悩む」って…

やめてみると色んな事が好転する様に思います。

意外とそういった経験をしてみるのも自分の人生においては良い事だった様にも思う。

ちなみに今現在、僕に全く悩みがないのか?と言われるとそうではない。

「あ〜。マンション買うか、買わないか…ブツブツ…」

ちなみに体調に変化は全く起きていません。

Category : コラム