Naoto Kimura

2017.3.10

自分は幸せになれたから。今度は如何にスタッフにそういう感覚になってもらえるのか?を勝負したい

19年前にこの世界に入ってきた時は、今の様な生活や価値観になっているとは想像もしてませんでした。

パチンコ漬けの生活。クラブ、合コンに魂を注ぎ、借金も多く、将来に不安を感じていたにせよ、なんとかなるっしょくらいにしか思っておらず。

ただ、時代は大きく変わり、テクノロジーの進化によってまた新たな価値観を得たり。

ただ、始めた時から…

「とにかく、一度足をつけたこの業界で必ず身を立てていける様になりたい。上手くなりたい」

という気持ちは一貫していて、環境が変わる事により、ネガティヴな経験もポジティブな発想へと転換し、今では…

「本当に幸せである」

と胸を張っていう事ができる。

環境というものは本当にとても大事で、相性もあると思う。

全てにおいて完璧な環境などなく、不平不満はあれども結局の所、環境というものは「自分で耕す土壌の様なものでしかない」と現会社の先輩である人物に教わった。

僕は本当にその通りだと思う。

不平不満を述べていた時は「まず耕す事」ということすらしていなかったのだ。

耕して、耕して…

それでも作物は育たないけど、耕していくごとに…

「あれ?この土ってこの方が相性がいいのではないか?」

「ん?実はこんなに簡単だったのか。答えは」

という事に気付いたりする。

物事というのは不思議なもので、そういった現象が多々ある。

そういう事から「もしやこれはちょっとダメなんじゃないか?」

というものからむしろ突っ込んで、やってみてから考えるという思考にシフトしていった様な気がする。

現在ではその環境を与えてくれていた人も、実はそこまで深く考えてなかったんじゃないか?

みんな手探りで「とにかくやってみる」というスピリットからairというフロンティアを手探りで耕し、1つ1つ作物を実らせる挑戦をしてきたんじゃないか?

そんな感じに思う。

最初から完璧な事などあるはずもなく、それを求めてもよい作物が生まれるとは限らない。

そういうスピリットから閃きが生まれ、試し、挫折して、また努力する。

僕はこの土壌にきてそんな事を教わった気がする。

後でハッと気付く。

「この土壌がなかったらこんな思考にも、”ん?気付いたら豊かになっていた”」

という様な感想になっていたという事に…

4月から”airの執行役員”としての立場を頂きました

そうして11年この土壌で過ごし、自分の今に対して改めて感謝し、そして、実はその土壌を与えてくれていた事が最も自分の人生観にフィットしていたと思う。

今度はその”土壌を与える事”に挑戦できる機会を得た。

僕は色んな作物を実らせる事ができ、荒れた地にまたどうやったら新たな作物を実らせる事ができるのか?

そうして、自分が思う”豊かとはなにか?”

そしてそれを如何に皆に対して提供できるのか?

4月からはそういった新たな挑戦がはじまる。

僕は僕自身が求める豊かというものがもうない。

どれだけそういったものを身近にいる人達から提供できるのか?

また新しくそんな試行錯誤が生まれるというわけだ。

また今度は違う立場から環境(土壌)に向き合い、ただ耕していただけから、今度は土壌に対しても考えるステージに。

働いているスタッフが…

「(結果)ここで働いていてよかった」

を実現できます様に。

木村直人、執行役員として始動させていただきます。

これからもどうぞよろしくお願いします。

余談ですが…

自分を慕って入社決めてくれた人達も異例のスピードで僕に追いつき、追い抜こうとしています。

僕が歩んできたよりもはるかに早い。

素晴らしい事だと思います。

そうやってまた違った土壌。

改良された土壌から早く作物が実る模様をみて進化というものを感じています。

より多くのスタッフにそういう実感を与えられる様に努めていきたいと思っています。

Category : コラム