Naoto Kimura

2017.5.29

できれば出世はした方がいい

毎月行っていた副社長とメシ。

お互い家庭の事もあり、ちょっとあいてしまいましたが久しぶりに。

四月から役員という立場になり、より込み入った…

これからの話や戦略、動くべき事、あるべき姿…

色んな事を話す「温度」というのも変わってくるものですね。

以前は指示を受け動くという受注型。

立場が変わると受注というより、発注し、円滑に仕事が進むのはどうしたらよいのか?

あらゆる角度から考えてまとめてゆく感じ。

いきなりですが、感覚が変わってきている気がして。

できれば出世はした方がいい

出世欲がないという風潮もあったり、身近にそういう覇気を感じない所も多いのですが…

自分も…

アシスタント→スタイリスト→副店長→店長→マネージャー→ディレクター→執行役員…

こうした肩書きの変遷があり、何が良かったかというと…

「自分の行動範囲も変われば、動かせる範囲も変わる。視野を広げられる」

というところにあります。

肩書きや権力というものは敬遠されがちですが、むしろそういうものがないと「表現幅」は狭まります。

ある程度ルールのある組織の中で、向き合いきれない場合は「独立」という選択肢も出てくるかもしれませんが、自分としてはそういった…

「本来の自分とは違う感覚に対して向き合う事が自分を広げてくれる」

とも考えています。

我々の仕事において、出世していくには「売り上げバリバリ上げてプレイヤーとして君臨する」という事で評価されているように感じられがちですが、もちろんそれも「評価要素」の1つに過ぎず、結局の所、実力を発揮しつつも、自分をコントロールし、どんな形で組織に向き合っているのか?

というところが評価されている様な気がして。

と、いうことはしっかり自分とも向き合いながらも、仲間とも向き合ってきている。という事に繋がらないでしょうか?

そういった意味ではきちんと順を追って昇格し、色んな事において段取りを組み、周りの理解を得て執り行う…

かつての自分であっさり独立していたらそういう発想はなかったかもしれないなぁ。なんて改めて…

勉強はどこにいてもできる。

そして、その中で適応し、周りにも波及するレベルで頑張る。

単に出世と言ってしまえば味気ないものになるので、そういった意欲に欠けている人はこういった考え方も取り入れてはいかがでしょうか?

郷に入っては郷に従え。

まずはそういった中に自分の成長を促す材料が沢山隠されているのかもしれませんね。

Category : コラム