Naoto Kimura

2017.7.8

基本的に他の人を貶めて自分を上げようと思わない

こんな記事をば。

ありがたいですね。

前回担当させていただいて、今回は地元のサロンに来店なさった方のエピソード。

知人なので全然使っていただいても良いですし、面白く読ませていただきました。

気になった所に、僕がカウンセリングで…

《パーマが少し強く残ってて80年代のクリクリパーマになってるからそれを少しずつ切りながら修正していきましょうね。
後は白髪もカバーしながら………》

なるほど、、

で、

僕もパーマ(他店であてた)は気になってたんですが、

中『木村さん、80年代のクリクリパーマって仰ったんですか?^_^』

森(仮名)さん『いえ、私が盛りましたwww』

盛ったんかい!www

まぁ…

言う訳ないですよね(^^;;

出典… http://masafuminakagawa.blue/?p=14794

と、いう記述がありました。

ま、冗談なのですが、基本的にこういう言い方はしません。

「80年代風のクリクリパーマ」

どちらかというと、愚弄している表現であり、前回関わった美容師さんに対しても失礼です。

基本的に、どんなキャリアであれ、同じ職人領域の提供したものに対しての表現の仕方は気をつけるべきであるという風に考えていて、そういった部分への言及に関しては細心の注意を払っています。

かつて…

こういう記事を書いた事もあるが、お客様の髪の毛に関してもあまり「傷んでますねー」みたいな表現を使わない。

そもそもその状態を作ってしまったのは自分が原因なのである。(既存顧客に関してね)

それを言ったから心にストライク決められると思ってしまうのは偶像であり、実際は傷付く人の方が多いのではないか?と想像するが故に、そういった言葉を選ばないという事もある。

失敗という言葉は適切なのであろうか?

そういえば、よく流れてくる記事には…

「前のサロンで失敗されて〇〇」

みたいなのを未だに目にする事がある。

自分は上記の様な価値観であるが故にいつもそういう記事を見ると「???」という感想に包まれる。

失敗の根拠はなんなんだろう?

そういった事を考えた事はあるまいか?

基本的に何も考えないで技術を提供している人は存在するのだろうか?

考えて提供した結果、仕上がりが思う通りになってなかったという事実がそこにあるのか、はたまたそういう風に「失敗」と切り捨てる事によって潜在的に刷り込まれた満足度の低下なのかは当事者でなければわからない。

が、しかし、意識的にそのワードを取り込む事によって、結果、前回担当した美容師を愚弄し、そこを選んだお客様を傷付ける事になるのではないか?

そんな風に考える事はないのだろうか?

こういった事例はもうずっと前から踏襲され続けていて、技術者も自分のカテゴリーに当てはまらないものは「失敗」と切り捨て、知らず知らずの内に自分を立てている事が多いというのが現在も見受けられる。

近年のブログの普及、発信手法の増加により更に目にする事が多くなった。

僕は目にするといつも…

「まだこんな事を言っているのか…」

と落胆しかしない。

なぜか?というと、わざわざ「失敗」というワードを刷り込み、事前のうちから自分の技術の優位性を誇示し、比較的楽な展開から技術提供を行う。

これは常套手段かもしれないが、こういった部分に無自覚に言及してしまっている事に対しては非常に遣る瀬無い気持ちになる。

もし、そういうケースの方が来店なさった時に…

「うーん。そうですねー。前担当された美容師さんも一生懸命考えて選択しておられると思いますよ。自分の場合であればこういう風にやる事もあるし、それが結果ハマる事もあるので試してみますか?」

などといった言葉選びをする事はしないのだろうか?

誰も傷付く事なく、お客様にも選択の余地が生まれ、前回の選択を否定する事もない。

基本的に同業同士はライバルであり、蹴落としてなんぼだという理論と…

はたまた表面的には「横の繋がりを重んじる」みたいなスタンスをとっている事の多いこの業界のいわゆる「ねじれ」みたいな部分を感じる事もしばしばである。

普通に考えれば容易にわかりそうな事でも、思考停止し楽なワード選択をしてしまう。

他に選択するワード幅がない事に対して見つめなおしてもいい事柄であるとすら思える。

余裕のなさからそういったワード選定を選ばざるを得ないのか?

はたまた特にそこまで思慮が及ぶ事はないのか不明ではあるが、こういった事から自分を見直す材料にもなりえる。

よく考えてみると、偉大な先輩方からはそういったフレーズなどは聞いた事がない。

圧倒的にデザイン表現が優れていても…

自分で自分の身を立てる発言をしている人を見た事がないのだ。

自分としてはそういった感じの人に魅力を感じている。

と、ここまで書いていていうのもなんなんだが、基本的に僕にはどうでもいい事例であり、勝手にやる分には…

「あっ…(察し)」

と、溢れ出る天然感を見てゾワゾワし、そういうタイプの人とは強烈に距離をとっていく程度にはクズであり、自分を肯定しようとは思わないというオチをつけて終わりにしようと思う。

あっ。

そういえは…

この記事。

とても良かった。

誰も貶める事のない素敵な記事だなー。と思いました。

出来れば僕もそうなっていきたいが、未達に終わるかもしれませんね。

残念な人生でした。

それでは。

Category : コラム