Naoto Kimura

なんか先日…

Lily代表 柳本 剛 on Twitter

【ご報告】 Lily3周年に伴い僕の料金を一新します。 カット ５４０００円 縮毛矯正 １０８０００円 カラー＆髪質改善 ５４０００円 １日３名限定メニュー １６２０００円 こちらが僕の新料金となります。 詳しくはブログに書いていますので、ご一読下されば幸いです。 https://t.co/52P0TfBrKI

友人でもある柳本さんがこういった発表をし、大いに話題になってましたね。

そういった流れからか…

主に経済や時事的な事を扱うメディア「BLOGOS」でも取り上げられていて、社会に対しての問いを投げかけている事こそがすごく価値のある事なんだろうな。と…

良し悪しは自分で判断する

美容師のカットの値付けというものは、かつての源流から小幅な動きしかなく、価値観があまり変わって来なかった事から大幅な価格改定はなく、1万円未満がほとんどでした。

ただ、それは別に明確な規定があるわけではなく…

「誰かが決めてきたものを基準点とし、上下しただけ」

であって、要するに高くするも安くするも己次第、周りの様子見次第なところがあるわけです。

近年では、カット1万円以上に上げていく美容師、逆に今度は1000円など極端に下げる美容師など様々であって、それくらい…

「その店、その美容師次第」

という振り幅が大きくなってきている様に思います。

私自身はカット料金を1万円でいただいていますか、自分の所属するサロンでは最高額であり、上司である方と同額という部分で鑑みてもむしろ勇気の必要な料金設定である事は言うまでもありません。

カットに対しての価値観は人生を過ごす中でなかなか変わって来なかった事からか、急激に変化しつつあるこの業界価値観でもなかなか受け入れる受け入れられないといった議論は多くあり、今回、彼が発信した内容は非常にセンセーショナルであるということは間違いありません。

んでも実はカット60000とか80000とかもある笑

今回、普通に彼が発信をした事は若者層に多く取り上げられ、その価値観のギャップから、批判などもあったようですが、実は自分達の知らない世界でもっと高額なヘアサロンは存在します笑

1部とは言えるかもですが、それだけカットの技法やかかる時間、考え方、カウンセリング…

その全てにこだわり、創作性の高い仕事内容であれば、そういった値段設定でもお客様はいらっしゃるのです。

いらっしゃらなかったら、やらない。

もしくは単純に時間に対しての価値観を上げてゆく作業であり、拡散される必要もなく、常に満員(1日)状態でも非常に自分自身をコントロールでき、お客様も美容師も有意義に過ごす事ができるわけです。

単純にカットだけで考えると同じパフォーマンスを出すには僕の価格では5倍の量をこなさねばならず、それをいかにテクニカルに組み替えていくのか？

そして、どれを選ぶのかは美容師自身の問題になるわけです。

そう言った意味では大きく舵を切り、世に情報を放っていった姿勢は賞賛に値しますし、また「あ、これでもやれるのか？(いけるというかこういうのもあるのか！)」という気付きを多くの美容師に与えたかもしれません。

「行く行かない」というのは個人の判断であり、需給が伴っていれば成立する。

その自信があったんでしょうねぇ。

そしてそれと同時に消費者目線で…

「え〜！」

という感覚ももちろんわかります。

僕自身は齢40に近く、金銭感覚も世代に応じてますから、どこに支出するのかのポイントが違っている部分もありますが、それくらい…

美容室で思った通りにならない

と思われている方も現実的に多く存在するわけであって、独占的に時間をもらい、じっくり施術する事で満足感を得られる方も多くいるはずです。

同時に我らは我らで価格帯と効果に見合ったもので研鑽を積み、喜んで頂けるものを創造していく義務があります。

どちらにせよ、価格という部分に関して問いを投げた部分に対して尊敬の念を。

そしてこうした…

BLOGOSなど、社会性が反映されるメディアでより多くの方に認識されることに喜びを。

ますます発展させていきたいものですね。