Naoto Kimura

2014.11.24

もし今僕が美容室のオーナーだったらこうするホームページ戦略(妄想)

全て妄想です。

よく聞かれるんですが…

「自分がオーナーだったら?」

的な妄想話。

「webとかどうします?」

という話をよくされるので妄想してみた。

*完全に「ブランドサイト志向」を捨て「メディア型サイト」にシフトする。

基本的に今多いサロンホームページって「イメージ先行」な感じがするんですよね。

基本的に「名前を知らないとそこにたどり着かない仕様」です。

それだと「ホームページ集客だー!」なんつっても無理です。

「コンテンツメイン」のホームページにシフトします。

【例】


(参照…「mery」)

こんな感じがトップ。

メニューバーが上にあってそこにサロン名があればよい。

後は「アレンジやコスメ、お客様に有益な情報のコンテンツを順に並べて」楽しんで頂けるように。


(参照…「mery」)

んで、フッター部分(1番下)にサロンの詳細バナーがあればよいというイメージ。

んで、不必要な情報は全部カット。

カテゴリーイメージは…

・店舗詳細

・スタッフ詳細

・メニュー

・ヘアスタイル

のみ。(あ、あと採用情報。ま、そこはほどほどで。)

基本的にいらん情報というか「明らかにあっても読まれていないもの」は全部カットします。

この辺は大体サロンホームページのアナリティクス分析をするとよくわかります。

ゴチャゴチャしたページはこれからは不向きと思っています。出来るだけシンプルに。見やすく、また来たい仕様に。

*「コンテンツ(記事)」はスタッフ全員にアカウントを付与し作成する。

基本的にサロンホームページを「CMS」にしておくのは大前提なわけなんですが、基本的に「ブログ」というものは「会社で構築、用意するのが良」と思っています。会社アカウントだと無茶できないというところもあるかもしれませんが最早「ブログ」などは普通領域。そして、なくてはならないものとなるわけなのですが、いかんせん考えねばならないのは…

「スタッフが辞めた時」

なんですよね。

無料のブログサービスで皆行っていた場合、如何に「退社した時はそのブログ閉鎖」などと口頭で言ったとしてもコンテンツはブログのブラットフォーム側にあり、拘束力もありません。

最初から「会社のプラットフォームの方で書くのがスタンダード」という形にしておけば何の問題もありません。

コンテンツも残り、退社した後にそこのアドレスで書くことも出来ません。当たり前ですが…メリットもありませんしね。

サロン顧客流出の危険性も大幅に下がります。

*ブログとホームページをドッキングさせてインバウンド。


(参照…「mery」)

普通のスタッフブログは普通に書いてもらいブログフォルダへ。(普通にブログ)

サロンコンテンツ(トップに並ぶお客様に有用な記事)として上記の場所に収まっていくものに関しては…


(僕のメディアのカテゴリー)

こういう欄で「サロン」みたいなカテゴリーを作り、これで投稿するとトップに収まる様な仕様にすればよい。

スタッフ個人のスタイルなどもブログ形式で上記の様に表示させればトップページは常に動きのある状態になり、訪れた方も飽きる事もなく、沢山の美容情報を得られるでしょう。

「じゃこのサロン行ってみよっかな☆」


(イメージ)

と思えばフッターのサロン紹介などを見ていただければよいでしょうし…

記事ごとにオーサー紹介が乗っていれば指名もしやすいでしょう。

そこに「指名予約アイコン」作っておいて…

もう、こっから…

こういうフォームに行けばよいわけですから。

んで、個人活動は…

下にページリンクを貼って推奨してあげるかな?

もちろんサロントップバナーも貼りますが。

こうやって色んなスタッフ、美容師のアクション、考えていること、有益な事などを回遊しやすくするかなー?と…

*アドセンス(広告)を認める、CSS、HTMLなどのスキルを持っているスタッフはベースアップ。

基本的に「サロンホームページ自体をメディア化」してしまうのでサロンホームページ自体にも「広告」をつかうかな。


(イメージ。1クリックでいくらなどという広告収入がある)

普通にスタッフ皆でやっているとすると「読まれる数」も半端じゃありません。

大体検証すると「月間250万PV程で60万円程(自分調べ)の収益」があり、全体になるとすると…

「月間1000万PV」も夢ではありません。

イコール、上の数字から単純計算すると
「月間240万円」程の収益が発生します。

一つのサロンでこれを出した時に経営状態はどうなるでしょうか?

スタッフのベースアップも可能、個人ブログからの収益発生によりスタッフ自体のモチベーション、収入アップにも繋がる可能性か見えます。

もちろん集客効果も高いです。

アドセンスに関しては色んな意見がありそうてすが、僕はあんま気にした事もなく、スタンダードでしょ。みたいな感覚でいると全く傷付く事もなく、会社もスタッフも正に「win×win」です。

美容の知識を発信する、良きことを提供して収益を得ることになんの問題も感じません。

むしろ無料の方がおかしいです。

会社から記事当たりに報酬を支払う事を考えてもよいでしょう。

普通に書いてる「ブログ」は個人でソーシャル連携して読んでくれてる人がまたホームでも回遊しやすくなり、都道府県をまたいだ認知度向上と、書けば書くほどサロンのベースPVアップになりSEO上も良。ここでもまた更に会社とスタッフ「win×win」です。

「店販」と呼ばれるものとは別ビジョンの収益が美容師の特殊スキルによってもたらされます。しかも「ゼロ」円です。(労力は別)

んで、更に「特殊スキル」を持っているスタッフは貴重です。

メンテナンスができるレベルであればかなり宝です。

10〜15万円程の基本給上乗せでも良いくらいです。

実際その様な美容師さんもちょいちょい出て来ております。完全に宝ですし貴重です。

そんなこんなで色んな所から可能性を感じる切り口を見つけ出し活かしていけるサイト構築、ひいては何より…

「役にたつ」

という所をメインとして考えるわけですから美容文化としても非常に有益なものとして存在しうるわけです。

ちょっと前に…

「弁護士ドットコム」

が上場を果たしたわけなんですが、記事イメージとしてはそういう事です。

「プロの情報」

というものは貴重で、美容師においても例外ではないと思っています。

*こういう風にして初めて「Facebookページ」が活きる。

こういうメディア形式だと、予算をかけて「Facebookページ広告」が打てます。(明らかにメディアメインで有益なものなので)

いいね!数も増えるでしょうし、バイラルしていきます。お金をかける価値が生まれますし、読んでる人も有益な情報を得られます。

普通のサロンホームページでFacebookページのいいね!を増やしていくのはかなり難易度が高いです。(てか、無理)

動きのある、メディア型サイトであればこそ威力を発揮すると思います。

*「ウチの子は書けないだろう…」は勘違い。

そんなの「ウチの子が書けるわけないだろ」というのは基本的に間違いで、美容師であれば専門性の高い記事は書けると思っています。

本人の「やる気次第」です。

「書く気になる」「メリットがある」「楽しい」こういったフィールドを用意してあげる事で充分できる能力は基本的に持っていると思います。

現に「オンラインサロン」のメンバーなどは当初全く文章すらままならない状態でしたが、オンラインで大した事をレクチャーしなくとも勝手に吸収し、何万PVも取れる記事を連発しています。

完全に「書く気になる(お金払って参加した。何かしらの形にしたい)」「楽しい(反応が増えた)」と「メリット(お客様が来てくれた)」がマッチしている結果だと思います。

「風土と理解」の問題だと思うのでフィールドを整えるだけでかなり変わるのでは?なんて思ったりしています。

少数発進のヘアサロンであればやろうと思えばすぐできてしまうでしょう。(デカイところは難しいです。←現在の僕)

ま、何にせよ「ヘアサロン開設」においてweb運用資金においてはかなり比重を高くするちょっと変わったヘアサロン運営方式になるかなー?なんて想像したりしています。

ま…。

全て「妄想です。」(とかって、もう個人領域では形にしてるんですが…今読んでるコレね。。。)

なんかこの不埒な妄想で「ピン!」ときてしまったオーナーの方がいらっしゃいましたら是非取り入れてみてください。

(相談だけならいつでものりますよ…ボソボソ)

Category : コラム