Naoto Kimura

久しぶりに本が読めた。

故 田中角栄元首相のモノローグ。

田中角栄元首相の目線を石原慎太郎元東京都知事が書くというなんとも言えない面白さのある本。

田中角栄元首相に関しては賛否両論あるのはもちろんだと思うが、僕個人としてはとても尊敬しているし、歴代首相の中でも偉大な方だと思っている。

生き方や言動に関して綴られている本は多くあり、今書にしても同様に、目線が本人目線で綴られている事によって読みやすく、また感情も入ってきやすい。

スラスラと読めたが、石原慎太郎氏らしいとはあまり感じずそのまま終わってしまった。

終わってしまった…

”長いあとがき”

この本の本質ここじゃんw

と言わんばかりのあとがき。
ここで初めて筆者の主観が出る。
面白い。エピソードを含めた感情。気持ち、想い。

共に同じ舞台にいた時の気持ちなどが読み取れて面白く、また田中角栄元首相との思考は違えど後に認め合える模様など、何とも言えない熱さがある。

あとがきまで読み終わった後のフゥ…と息を抜きたくなる感覚はまさに充実感のある時間でした。

面白かったです。

人物像が見えない方はこちらを参考にしてみると良いでしょう。

僕は故人の言葉でとても好きなフレーズがある。

「人は実感したものを信用する」

まさに。当たり前の様だがそれを体現してきた故人であるがゆえの説得力よ。

僕自身も少なからず人を率いている者の1人として、肝に銘じたい。

よかったら是非読んでみてください。