Naoto Kimura

僕には「友」と呼べる人が少ない。

ましてや「親友」なんて言っちゃえるレベルというか、自分の中でどんな水準があるのかはわからないけどかなり少ないのではないか？と思う。

かつては「ライバル」というか、同期入社で共に同じ釜の飯を食いながらも別れ、それでも20年来でこの業界で生き抜き、今もこうして2人で飲める間柄は親友とも呼べるのではないだろうか。

そんな人とサシ飲み。

ヘアサロン「Belle」の代表飯田くん。

彼は頭のいい人ですが、職人としても本当に優れた人で今も純粋にデザインに向き合っている。

そんな彼と4/10は共にステージをする。

非常に光栄なことである。

昨年は共にカラー剤を作り上げた。

業界各誌にピックアップされる程に作れたのは、そういった信頼感からのスムーズな進捗があった事は言うまでもない。

彼にあって僕にないもの。

僕にあって彼にないもの。

そういうのが混じりあった時に科学反応というものが起きるのであろう。

また、柔軟な思考である事から将来的に…

「何か一緒にビジネスをしよう」

と夢を語る事ができる。

20年前は想像もしていなかったが、時が経つとそういうのが財産なんだなあとしみじみ思う。

お互い今では立場もあり、飲みの会計をじゃんけんで決めようとした。

一回一回ゆっくりとじゃんけん。

7連続あいこ。

次で最後ねーと7回目もあいこだった時に2人とも笑顔になり、割り勘にした。

結局そういうものなんだと思し召しをいただいた様に思う。

これからも「あいこ」

友達といえどそれぞれのステージでしっかり競っていきたいものですね。

よき夜でした。