Naoto Kimura

2015.3.24

セミナーにおける新発想「実習」というものがあまり身になると思ってないのでやめた話。

今日はこちらのセミナーにて。

・何を考え、何を行動しているのか?

みたいなセミナー展開が最近増えて来た様に思います。

それが果たして「意味」がどの程度あるのか?あまりわからないのですが、その辺に需要がある。って事がまずファースト課題なんだろうなぁ。と…

・「実習」ってのをやめてもらった。

僕はセミナー時において「実習」ってのにあまり意味を感じておらず…(厳密に言えば1.2回の実習では)

今回のセミナーでは2回コースなので、まず一回目に関しては「実習」ってのは…

「やりません。」

と、半ば強引に要求をのんでもらいました。

・「やった感、これで覚えた!という自己満足感」を防止したい。

その場でやったものをコピーする事においては同じプロなんだから出来ないはずはありません。

出来て当たり前。そして時間が経てば薄れていくもの。1ヶ月も経てばもう風化するでしょう。

・ならばトレーニングし、写真で表現して持参してください。

2回目のセミナーが1ヶ月後に開催されます。

1回目のセミナーで展示したものを1ヶ月かけてトレーニングし、写真で表現して持参してきてください。

それを拝見し、意見を述べます。と…

じゃあ本来1回目にやるはずだった「実習時間」はどうするの?

こちらにご注目。

「美容談義」(2h)

展示したものは単なる僕の思うヘアスタイルなだけであってそれが受けている方に対して適応されるとは毛頭思っていません。

「何が必要なのかなぁ?」

と考えるとそういった「美容」という事における価値観とか考え方を共有したりセッションしたりする事に一番価値を感じます。

・議論し思考していこう。

本当は「飲みの場で話す」が理想でしたが…(流石に却下されました。当然ですが…んでも緊張感ある中、議論するのは無音状態を招くのでは?とも…)

少人数のセミナーであるからこそ叶う討論は一番勉強になるし活力を招くのでは?と…

実際思うのは…

「勉強をしに来てるのか?有名な人と写真を撮りに来てるのかよくわからん。」

という方も見受けられ、セミナー終了すると…

「写真撮ってください」

みたいなものも多く、目的がどっちなのかわからん人もいます。

そういった場合、「実習」とかで一発屋にもっていくよりは、あくまでフラットに。

お互い一美容師として討論する事に価値を感じます。

・自分で発想しそれを表現するお手伝いを。

議論の場ではザックリ話し合い。別にその場でみんなでブログ一本書くとかそんな時間でもいい。

コンテンツが残るだけ価値を感じます。

そんなんでもいいし、サロンワークにおける考え方を共有したり、とにかく背中を押してあげたい。

そういった「場」にできればな。と…

・「個」として成り立って初めて見えるもの。

僕はそれが見たい。

1ヶ月経ち、その期間の中でどの様に過ごしてきたのか?

そしてその表現したものを見たい。

2回コースだからこそ叶うそういったやり方。

そして頑張ってきたからこそ初めて気合い入れて技術も見せて頂ける。

そんな風に思っています。

「正しいとか間違ってるとか」はよくわかりません。

僕が考えてる事が正しいとか間違ってるとかはよくわかりません。

が、与えられたものを踏襲し、普通にこなしていくスタイルは僕には合いません。

自分なりに…

・こうすれば「身になる」のでは?を追いかけているつもり。

やった側も受けた側も「自己満足」になってしまったり「極端な反省」(セミナー後にはやった側も反省したりする。僕はしません)になったりするものは好ましくありません。

僕の一番の目的は「自信をもってほしい。自分で作り上げてほしい」が理想なわけでそういったサポートができるセミナーを目指しています。

今日のセミナーでそういったものを感じていただければな…と…

ま、とにかく頑張ってきまーす。

Category : コラム