Naoto Kimura

2015.6.6

「1割にしかできない」からいんじゃないよ。

あるビューティーポータルサイト(てゆーかホットペッパービューティーなんだけどw)と打ち合わせしてて…

「プランの見直し」とかなんだとか…(11月号からリニューアルされるそう。話題になってますね)

【美容師必見】今後ますますホットペッパーからの離脱が不可能になるリニューアルがやってくる!! | Bisuta

http://bisuta.jp/hotpepperbeautyseo/686(参照記事)

そういうのを取りまとめ、会議で提案し、実際運用を行う立場にいるのですが、基本的に「その実力は認めているものの、あまりあてにしていない。」立ち位置です。(実際普通に述べています。もちろんそのものに対して評価している事が前提ですが。)

そういう雰囲気を感じ取ってか、担当の方に色々質問される事が多く、いい感じの方向に向かうと信じて素直に答えているのでそういったのをちょっと共有。

どうしていきたいのですか?今後どういうのが求められるのか?

僕、個人は集客サイトに興味も必要もなく、普通に自分のプラットフォームを持ち、同時に活動しているのでまず必要がないと考えています。

別にそれぞれでやるといい。そういう時代だと思っている。

ヘアスタイル写真で来店という難しさ

ヘアスタイルやメニュー掲載で一発目にリーチして来店なさる場合の難しさを感じてしまうんですよね。

基本的には「中身、人間性をある程度理解」された上で来店していただける方が、ファーストタッチが明らかに違います。

「ヘアスタイル」だけを見た場合、その美容師の人となりがわかりにくく、ファーストコミニケーションで不信感、不安感も与えてしまう場合もあったりする。

僕が「テキストベースのもの(例えばブログとか、LINE@とか…」を好むのはそういった所で表現したものでおおよその人となりがわかっていただけた状態で来店されるし、最初から「顔」がわかった状態で担当させていただくので非常にスムーズですし、メニューや内容なども固まった状態で来店なさる事が多く、求められている事が見えています。

「お任せ」も非常に多い。

暇だから【暇な女子大生】の髪を切ってサロンモデルデビューさせてみる。

http://bulk.co.jp/bloghomme/naotokimura/301311265
(参考記事)

驚きなのですが、なんとこの記事を読んで来店なさる方がめちゃ多い。

理由は全くわかりませんが「面白い」のだそう。

そこに「ヘアスタイル」というキーワードは全くありません。

要は「このヘアスタイルにしたいから来店する」のではなく「このに担当してもらいたいから来店なさっている」という風に感じている。という事。

ちなみに「トレンド」的なニュアンスで追いかけまくるとやはりそこに敏感な方に対してのアクションとなり、常に追いかけていく作業、そして流動的な部分がある可能性を感じているし、自分のプレースタンスから考えるとより長いお付き合いをしたい願望もあり、発信していくものに関してもそういった方向性を打ち出している感じがしてますねと…

そう、「この髪型になりたいから」というより「この人だからやってもらいたい」という雰囲気を感じている

そう、大半の来店動機がそういう状態なので、あまりポータルサイトの表現の仕方では求めているものの表現が仕切れないんですよね。

そんな質問の回答を。

僕個人としてはそういう風に感じているのです。

それって多くの人はできなくないですか?「木村さんだからできる」のでは?

これもめちゃ言われる事なんですが…

「え、だからいんじゃないよw」

と…

考えとかを文章で表現して、そこに対して興味をもっていただくっていうプロセスが全体を通してできる事ではないなんて事は全然理解しているし広めるつもりもない。

んでも、だからこそいいし、そんなものはやり続けないと得られない。

業界全体的に考えて「1割」くらいの人にしか出来ない様な事をするからこそいいんじゃないのよ。と思ってしまいます。

木村直人とエザキヨシタカのマルチバースサロン – Synapse(シナプス)

http://synapse.am/contents/monthly/multiverse

僕がオンラインサロン「マルチバース」で教えている事もそういう事。

その「1割」に取り組もう。と…

もちろん、「 ヘアデザインありき」なわけなんですが、その「プロセス(要素)」をきちんと文章表現できた時に得られるものも、逆に教えてもらえる事もある。

そんな感じに。

「できないからやる」

結局「やるかやらないか?」ただそれだけ。

そして「継続できるか?できないか?」ただそれだけ。

最初のうちは誰だってできませんが、こういうのは結局「数」です。

よく、「真似されてますね」と言われたりしますが別にそれでいんじゃない?と思いますし、やってくうちに発想も湧けば、そこから派生する新しいコミニケーションによってまた提供する事も変わってくる。

最初のうちにイマジネーションが湧かなくて、真似という形で表現していたものがどんどん積み重なり、必然的に慣れてった時に「らしさ」が出てくる。

そして…「個人の魅力」というものが出来て、それに対して「需要が生まれる」そんな風に思うわけなんですよね。

どんなのならやりたいですか?

そう、ビューティーのポータルサイトの方と話してるわけなんですからここが重要なんでしょうが僕は…

「サロンブランディングに寄与するもの」ならやりたいなぁ。と答えています。

なんか明らかにどんな年齢層にもリーチしやすい仕様でなくていい。

幅は狭めで、「そこでデザインを提供する事が価値になる」様なものなら是非やりたい。と…

ざっくり簡単にいうと…

「見てかっちょいい、イケてるものにしてくださいw」

と…

自分のデザイン提供したり、そこのページに載るわけですから基本的に「おっしゃれ〜」なものの方が嬉しい。

例え、結果として少なくなったとしてもその方が自分的にはよいし、そのうち今のスマホ世代の若い層が来店する様になると考えるとそういった所で探す様になった時に必ず「クオリティ」を見られる事となる。

ちゃんと棲み分けをできる様に例えば「2ライン」で考えるとか…(グローバル仕様とブランド仕様)

そういう風な感じだったらやりたいなぁ。と…

「わかりました。」

と言ってお帰りになられたんだけどビジネスで考えると多分難しいですよねw

んでもそんな感じの意見交換をば。

まぁこうやって色んな話して、進化する部分もあればステイする部分もあってどんどん進んでいけばいいんでしょうね。

また、別の方とブレストした部分とかも書いてみたいと思います。

Category : コラム