2015.7.23
2時間で。んでもそれに合わせるのが必要。
昨日の記事…
http://star-studio.jp/emisuzuki.littlebit/
(鈴木えみさんもブログにしてくれました)
【号外】鈴木えみ氏。3年ぶりにヘアカラーを変える。
(すごい”いいね数”や…)
賞賛コメントありがとうございました。
特に”2hでやりきる”という所について
同業の美容師の方からのコメントが多かった様に思います。
「いや、普通にもっと時間欲しいw」
そういう気持ちはもちろんありますw
条件きつい方が燃える。
そう、そういうマインドって働きませんか?
僕は割と…
無茶ぶり
された方が色々考えるんですよね。
薬剤、プロセス、技法選択…
普通に考えるとタイムオーバー待ったなし!な感じをどう組み立ててオンタイム終了させるか?
工夫できる事はまだまだあるはずだ。と…
昔から割と「条件」を与えてもらってそのロケーションやライフスタイルなども考えて…
その中で最高のものを
と考えて取り組んできた様な気がします。
”2h”で終わらせられた理由
そういった考え方を書く事は価値がある気がするので書いておきます。
前日からイメージをしていた。
毎月来店されているし、もう長年染めているので毛のコンディションに関しては頭に入りまくっています。
前日から仕上がりのイメージを固めていました。
「来たらいきなり一発目にあれ使ってこう…ブツブツ…」
無駄な時間を使うともうタイムアップです。迷いは禁物。
ブリーチを使用するよりリスク少なくハイクオリティにするには?最低3発のせないとなぁ。
出たとこ勝負でカラー剤決めるともう無理です。
プロセスも決めていました。
流す時間、塗る速度全て考えて。
アシスタントが流しにかかる時間、塗布する時間。
そういうものの為に、常に時間とセンシティブな塗り方、流し方にこだわってきました。
これくらいで流せる、塗れる。
そういうイメージと時計を使ってアシスタントにも条件を出していました。
「何時何分に流しに入る。ここまでで上げてこい。」
タイムみたいな感じでなく、時間を指示。
時系列で説明しないといつの間にかフワッと時間が流れてしまうからです。
「何時まで」と指定されたらとにかくそこで仕上げる。
そういった指導は常にしていますし、より柔軟な考え方をしないと間に合いません。
そういった所の徹底を。
カラー剤のスペックを見極める。
そもそもほとんど「赤」みたいなものを反転させるほどのパワーもったカラー剤は存在しません。
あったとしても負担値高いと思います。
そうなった時に…
「このカラー剤の限界」
というのを知っておくと判断早いです。
あ、この回はここまで。
色が入らないから時間を長くおくとかそういう方法論もあるかと思いますが限界があります。
そういった部分を見極め、それだったら一回流しちゃった方がはえーや。という判断に切り替える。
そうした方がよりフレッシュな発色速度で事が進みます。
色々考えはあろうかと思いますがとにかく…
相手の条件に合わせる(時間×クオリティ)事がマスト事項です。僕のエゴを出してはいけません。
そう思いながら常に取り組んでいます。
まぁ、そんな感じで…
こうなった。と…
またこれから更にクオリティを上げていきたいと思いますが、1番は…
相手のライフスタイルに合わせる、条件に合わせる事が大事
だと思いますので、そういった中でポジティブに自分のレベルアップに繋げていくという考え方は大事になってくるのではないでしょうか?
僕自身、常にお客様に成長させていただいています。
そこに感謝しながら上げたレベルをまたより沢山の方々に提供できる美容師でありたいですね。
Category : コラム