Naoto Kimura

2016.1.29

アシスタントを使って仕事をする上で【あ〜。俺ってこいつらに何が出来るのかな〜?】と考えた日々

アシスタント的な立ち位置の人から相談される事が多々ある。

近年、「フリーランス」とか「マンツーマン」みたいなスタイルで美容師をやる方が増えてきていて、僕のとこみたいに「アシスタント含むチーム制」っていうのがどんどん少なくなるのでは?なんて思っています。

僕はある意味これもカルチャーだと思っていて、フリーランスやマンツーマンにしてもGOOD。

僕らみたいなスタンスもGOOD。

両方メリットデメリットがあって甲乙つけがたく、その当事者がスタンスを選べばいい。

そんな風に思っています。

ですが、僕らの様なスタイルというものは本質的に考えなくてはならない所も多くある様に思っていて、「その人の元で働く意味」という絶対的なものがないとハッキリ言ってモチベーションを保ってあげる事は極めて難しい時代になっていると思っています。

「技術教えてやったやんけ」では到底、ついてきようもなく、そして独り立ちしたとしてもその技術が正解とは限らない。

「これ学んだから必ず何かある」

この「何か?」というのを探して取り組んでいる様な気がしています。

その「何か?」というベクトルが…

「収入、福利厚生、社会保障」みたいなベクトルの人も当然多く、これはこれで間違いでもない向き合わなければいけない課題であると共に…

それ以上に…

「この人についているから何かある」

という圧倒的な雰囲気をもっていないとダメだと思っていたのです。

甘くするとかそういう事ではなく、師弟関係であってもきちんとした「ギブ&テイク」

そういったものがないと本質的に向き合っていけないと判断した僕はそういう事を意識して取り組んできている様に思います。

僕の「give」はもちろん技術的な事、そして何よりも…

「1人で生き抜く技術」

と言いますか…

ネットノウハウからフォト、アウトプットまで…

きちんと時間を割き、わかるまで教えてゆく。

「見て学べ」ではもうダメだ…

それならきちんと時間をつくり向き合う。

そういったアクションが求められる様な気がして…

かつてはついていた人間が辞めまくっていた自分も、辞めなくなり、そしてまた今度は…

今日の師匠⭐️ #ヘアショーに出てますっ #今日もどうどうとしています

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普段は口が裂けても言わない様な人間が「師匠」という言葉を口に出してみたりとか、そういった変化を自分にもたらしてきた。

今の時代って「外向き」よりも「内向き」の時代だと思うんですよ。

アウトプット重視の時代からインバウンド的な。

中身からの声が充実していればきっと上手くいくのでは?なんて思ったりしています。

だから僕はついてくれている人間が…

「人生のこの時間を、この人についていて良かった」

と心から言ってもらえる体制を考える。

そして、使って仕事をするからには必ずや「give」をもたらせられる仕事をしなくてはならない。

そう思っています。

できるか?出来ないか?ではなく、まずは「想い、実行する事が大事」なんだと…

下の子に悩む、上の人に悩む。

といった人の声を聞いてより思う。

結局の所、上も下も関係なく…

「想って、実行する事が大事」

なのだと。

そういった気持ちが伝わったら少々ダメな事があっても目をつむってくれる所も、必然的に外にネガティヴな事を言う事もないのだろうと。

ええ。

まだ発展途上です。

そんな簡単にできるわけないじゃないですか。

んでも想って頑張ってみる事が大事なのではないでしょうか?

Category : コラム