Naoto Kimura

女の運命は髪で変わる

いいタイトルですね。

読ませていただきました。

僕も20代の頃から色々ご指導賜ったヘアライターの「佐藤友美」さんの著書。(サンマーク出版)

満を持してという感じでしょうか？

キャリアの全てが詰まっている感じがします。

(朝日を浴びつつ本を読むのが日々のルーティンの１つ。一番頭に入る気がします)

髪に関しての細かな理論からマインド。

僕も日々沢山の方の髪を触らせていただいていますが、当てはまる所が多く、女性の方だけでなく、美容師さんすらも読み込めてしまう内容になっているのではないでしょうか？

髪を生業とするという事

この本のメーンテーマである「髪」

僕はこれが人生であるわけなので、当然髪に対して注目して生きています。

が、美容師だけではなく、美容師じゃない人が第三者目線で髪を分析し、それに対しての理論を示すという事は非常に画期的であり、ある意味…

美容師じゃない人が「髪を生業とする」

という１つのイノベーションがここに展開されている様な気がします。

これも15年という歳月をかけて髪を見続け、また僕らの様にサロン毎の切り口ではなく、全国津々浦々のヘアサロン全てを。

そして、生活の中で人の髪に対して僕らとは違った角度で髪を見続けてきたキャリアのなせる業ではないでしょうか？

僕らは思っていても文章化する事は難しい。

文章のプロであり、またどっぷり「髪」に対して人生注いできた方であるからこその理論。

とても楽しく、またフムフムと勉強させていただきながら読ませていただきました。

そして…

著者の「佐藤友美」さんは医療用ウィッグのプロジェクトなどにも参画しておられ、その重要性を説いています。

髪は、生命力

最終節にはそういった切り口で語られていますが、まさにそういう事で…

人はいつか死を迎える時にまで、見え方を考えたり、またその容姿を整える事で生命力に繋がったりする。

そういった「髪」というものに従事してきた自分も誇らしく思える締めくくりでした。

女性はもちろんの事、誰が読んでもスッと読み込みやすく、またマーケターの人の参考にまでなるのではないか？

そんな風に思いました。

女の運命は髪で変わる

まっ事その通り。

よかったらお手にとってみてください。

【著者 佐藤友美さんの公式メディア】

こちらにも短編で美容のコラムが沢山書かれてます。よかったら。