Naoto Kimura

サロンでよく問われる事で…

＊「市販でオススメ」のシャンプーを教えてください。

というのがあります。

僕は…

”「市販でオススメのシャンプー？」ありません。”

と普通に答えます。

これは”普通”の感覚で言うと横暴と呼べるかもしれませんね。

特に”店の商品を押し売りしたい”というわけでもありません。

我がサロンに来店している&僕を指名して施術を受けている方が使用するものに相応しくない。

普通にそう思ってしまいます。

そもそも論なのですが、僕個人の技術料金は普通より高いはずです。

その”高い”という所において通われている方は…

”そもそも美意識が高い”はずです。

サロンでも決して安くないトリートメント。カラー、カット。

比率的にはサロントリートメントをスタンダードに行う方が60%に近い状態な訳で…

そういう方々に対してこの僕が普通に手に入る…

”数百円のシャンプー”をオススメするわけにはいきません。

見え方も”意識”もより一歩先へ、上質に導くのが僕の仕事。

そう、そういった方々に市販されているものはハッキリ言って…

「相応しくない」

そう思っているわけです。

想像もしたくありません。

「もっと先に行きましょう。より上質へ」

ある種そういう”使命”の様なものも感じています。

「より上質へ導くべきだろ」

そう思うわけです。

かつて自分が普通にコンビニでシャンプーを買い、適当に自分の髪を扱っていた頃にはそんな事思いもしなかった。

ですが、自分の生活感も変え、美容アイテムも最上級。

新しいものはすべて検証してきて…最初は…

「高いなぁ…」

と思っていたものがスタンダードになりえた瞬間にもう戻れなくなります。

”上質”をスタンダードに引き上げた瞬間変わる世界。

日常においても色んな価値観や意識が変わります。

髪に投資をしてきた部分は必ず自分に戻ってきます。

僕自身がそういった生活スタイルを変えていった時にガラリと世界が変わったのですから…

”高いもの”には理由があるし、”安いもの”にも理由がある。

僕はそう思っています。

僕自身が”高いもの”である限りプロフェッショナルとしてより上質なもの以外はススメるわけにはいきません。

そして、その上質が日常に変わった時に…

「美髪」はおろか他にも得られるものがある。

そう信じています。

そこに導く事が僕のプロフェッショナルとしての仕事だと思っています。

”意識が変わる事は自分自身を変える事”

それにおいてはサロンにてトリートメントを日常的に行っている方のデイリーヘアケアの意識を変える事は僕にとっての使命であり、それにより変わった意識はお客様の私生活に必ずやプラス効果をもたらすであろう事を信じています。

”意識の高まりをサポートする”これも美容師に課せられた一つのキーワードとなり得るのではないでしょうか？