2014.10.17
【奇跡!】QBハウスのブログがもたらした神話
皆さんこんにちわ。
この世の中何が起こるかわかりませんね。
僕はいつも何気なく、何の狙いもなくブログを書いているのですが、どうやら意図してない所でバズったりすることがあり…(炎上じゃないぞ!炎上と表現するやつがいるんだがこれは違うぞ!バズだ!)
この間の”【10分1000円の奇跡】現役美容師がQBハウスで髪を切ってきた話”
では「6800いいね! 800ツイートにせまるツイート」で大変驚きました。恐縮です。
さて、そんな旋風を巻き起こしたのですが、それだけではなく思わぬ所にも波及していたようです。
「なんと!ブログが世界レベルに!!」
ある日こんなやりとりが…
なんと、日本在住でない方から「髪を切って欲しい」とのメッセージが来てしまったのです。
名前が横文字の方だったので基本、「超日本男児」の僕は読む事を諦めたわけなんですが、どうやら地球の裏側在住の方の様です。
そーかそーか。俺も遂に世界レベルかぁ。
とか、思いながら来店を待ちました。
来店されて…来店されて……
これは…
これは…
これは一体なんと表現したらよいのでしょうか…
これは…
「アマゾン川」から上がっていらした様な雰囲気ですね。
背中にピラニアもいたので間違いないかもしれません。
もしくはチベット辺りで修行なさっていたのでしょうか。
そういった何とも言えない雰囲気を醸し出す女性でした。
しかし僕はプロです。
心の表情とは裏腹にキリリと動揺を見せず施術できるのが一流です。
そう。これが一流なのです。
そんなこんなで切り始めます。
いや、とりあえずもうほら世界レベルなわけじゃないですか。
とりあえず日本の美容師が世界一である事の証明をせねばなりません。
基本的にプライベートの話を引き出しすぎないのも一流です。
どちらにお住まいなのか?などは聞く事はなかったのですが、恐らくアマゾン川周辺である事は間違いない。と判断した僕。
カラーリングを得意とする身としての技を振るいます。
イメージは…
「川から上がりっぱなしで決まるアマゾネスアウトローカラー」
ランダムに入れたカラーがクセが出ようが放っておこうが動きを与え形になり、そして何よりファッション感を与えてくれます。
絶対、その辺りでは流行る!と予言します。
これも一流です。
これが世界レベルの美容師。日本の美容師は世界一だ!と自負する男の仕事です。
誠に気持ち良さそうです。
やはり、なかなか世界では味わえないパフォーマンス。
これが我がニッポンが誇る「シャンプー」という技術です。
さあ、遂に仕上げです。
ここで何とお客様がスタイリングについて言及されました。
これは…
かつて書いたブログにいたく感銘を受けていたお客様。
こういった「何かからの解放。常識に縛られないヘアスタイリング」
というものに興味をもたれた様です。
しかし、そのままやってしまうのは二流です。
やはりプロは提案していかねばなりません。
まずはエアリーヘア。
これは日本においては常識です。
ま、こんなレベルでは世界基準とは言えません。二流です。
「遠隔スプーン曲げヘア」
……うん?
なんだか雑誌を読みふけり興味を全く示しません。
(真剣にスタイリングする僕と冷めた目線で見つめるアシスタントのA!!KA!!NE!!!)
A!!KA!!NE!!!までもがこの冷めた目線で見つめています。
(だから二流なんだよっ!)
と心の中で思いながらも…
この仏の様な表情を浮かべるアシスタントの目線を感じ焦る僕。
「このままでは世界基準を示せない…!」
と知力を振り絞ります。
続いて…
「アニキャラ風」
「JOJO風」
などもやってみましたが微動だにしません。
(完全に手元のヴォーグニッポンに負けとるやないけ…)
僕は負けるわけにはいきません。
「世界基準ですから。」
「七三!!」
最近話題の都議になぞらえてやってみましたが心動かず…
ジャパニーズジョークの最後の砦も粉砕。
「オバQ」
個人的にはかなりヒットしました。
誠にシュールな情景です。
僕が誇る世界基準はこういう事です。
僕にとってはシュールさというものはかけがえのない存在。
ですが、全く微動だにしてくれませんでした。
「もう、自分らしくいくしかない…!!!」
そう思った僕は、今まで通りのプレイスタンス。
世界基準を捨てスタイリングしました。
うおーーーー!!!!やっと笑顔が…!!!!
なんと「神々しい…」
↓↓↓
なんだ…
普通で良かったのか…
と…
あー。あっちの方でもヘアケアとか流行ってるんだなー。
なんて思いながら…
「送りもできますよ?」
と気を利かせてみて…
「どこに送れば?」(アマゾン周辺だと国はどこになるのか…)
と問うと…
「ハワイです。」
と…
なんと!
「ハワイだったのか…」
心の中で思いつつ…
送り先を聞かねばならないので…
ここで遂にお名前を聞く事となります。
「お名前と送り先を…」
(お客様)
「野口美佳です。」
………
野口美佳…
(野口美佳Wikipedia…http://ja.m.wikipedia.org/wiki/野口美佳)
………
(女性なら知らない人はいない下着ブランド「ピーチジョン」のファウンダーやないか…)
彼は天に召されました。もう探さないで下さい。
とりあえずアマゾン川辺りにいると思います。
「逝ってきます。」
Category : ブログ