Naoto Kimura

2015.3.30

A!!KA!!NE!!!の卒業式。

A!!KA!!NE!!!の専属アシスタント生活も今日までということで…

A!!KA!!NE!!!卒業式!!!

動きが全く変わらない2人。

ピコピコ。

お疲れ様でした!!!!

ウォォォ!!!!

さみしーー!!!!!!

明日から大丈夫か俺は?!ウォォォ!!!

と、いう気持ちを抑えながら乾杯。

超頑張ってくれたので気持ち。(商品券です。)

最後まで写真は撮り慣れず終了。

さぁ。

最高級「チャンピオン神戸牛」を味わって頂きましょう。

キョドるA!!KA!!NE!!!。

(これがチャンピオン神戸牛か…僕も食べた事はありません。ちなみに僕らは但馬牛…)

チャンピオン神戸牛とA!!KA!!NE!!!

やだー。もーう。ホンッッットお肉が似合うんだからぁ〜!

チャンピオンコースだとスープも違うぜ!w

フォアグラ。

焼き職人のテクをガン見します。

肉を見つめるA!!KA!!NE!!!。

なんと絵になるのでしょうか。

ミディアムレアで爆砕。

味わうA!!KA!!NE!!!。

感想を聞いてみました。

お味はいかがですか?

「高級な味がしました…」

そ、そうですか…

「ここからはちょっと真面目に」

チームで長く頑張ってくれた人の卒業の時には…

自分では絶対行けないor行かなそうな一流のお店に連れていきたいと思っています。

と、いうのはやはり…

「知る」

という事が大事だと思っているからです。

それなりにずっと付いてやってきたときに、そういった値段を取る店の振る舞い、味、身のこなし、作法。

様々なものを見たときに、自分がやってきたものと答え合わせができると思っているからです。

食事を出すのはタイミング。その人の食事ペースに合わせて食事を出す。

お水を入れる時のちょっとした添え手。

椅子の引き方。クロスのかけ方。

加減の調節、話し方。

様々なものが普段のサービスとダブります。

そういった答え合わせをしてもらうのが僕が最後教えてあげたい事。

味はもちろんですが、わざとらしいマニュアルの気遣いになってしまったりしないだろうか。

ナチュラルにそういった「振る舞い」ができるだろうか?

そういった答え合わせ。

僕らのお店もそれなりの料金を頂いて成り立っている。

そういったものはどういう要素があって成り立っているのだろうか?

技術=味であればその他の部分で高い料金を出して頂ける要素が沢山詰まって成り立っているという事。

そういったものを最後知ってもらいたくて…

そもそもA!!KA!!NE!!!も何もできないレベルだった?!

最初付いてもらう時にはA!!KA!!NE!!!もシャンプーとトリートメントがメインの仕事でやっていたアシスタントでした。

割と寡黙で坦々と仕事をやるスタンスで、あまり目立つタイプではありませんでしたが、光るものが見えたりとか、「円滑」に仕事を進める姿勢はチーム的に向いていると思いお願いする事にしました。

あまり怒った記憶がない?!?!

基本的に僕は厳しいと思われがちなんですがA!!KA!!NE!!!に関してはあまり怒って指導したという記憶がありません。

ちょっと「モヤッと」思った時には察知し、次にはきっちり軌道修正してくるタイプ。

要は人をよく見て肌で感じている部分があるんでしょうね。

最終的には僕よりもカラー塗るのが速かった?!?!

もう毎日が実戦。そして自分のキャパシティーオーバーの仕事をしているわけですから。

僕は基本的に「カラー」には入っているわけで甘い目線で見るような事はありません。

ダメならきっちり自分が修正しに行きます。

最初は甘い部分があったA!!KA!!NE!!!でもどんどん安心感のある手つき、仕上がりになっていきました。

最終的には僕よりも速くカラーを塗り進め驚いた事も。常に意識はしてたんでしょうね。

仕事に対する脳みそは僕と近いかも?!?!

こう言ってしまうと本人は嫌かもしれませんが、バリバリの神経質です。

ストレスの源は恐らく…

「円滑に仕事が進まない事」

であり、そこに対してのこだわりが強い子。

もしくは僕のそういったスタイルに合わせようとしていた?(のか?)

んでも元々の性格の部分が大きいかと。

混み合う事が予測される時の自分の入って行き方、こなし方は最終的には満点評価です。

もう基本的に自分がスタイリストになった時にはそういった動きができるでしょう。

後は自分の為に。

まだスタイリストデビューとは行きませんし、時間はかかると思いますが…

A!!KA!!NE!!!はここらでリリースしよう。

と判断したのは、現在もう僕の所で学ぶ事はないと判断したからです。

これからはもっとワイドな視野に。

1人の仕事を見るというところからもっと視野を広げて、店全体、そしてその他の優れたスタイリスト達の仕事をもっと吸収して欲しい。

そんな風に思っています。

1人の仕事見て育つ事ももちろん良いと思うのですが、もっとデッカくなって欲しいですね。(正直僕は辛いです。)

そういうのをずっと繰り返してきた。そしてこれからも。

「A!!KA!!NE!!!さんがいなくなると次の人の負担ヤバいのでは?」

なんてご心配を頂いたりするのですが…

「毎年そうです…」

ご心配くださるな。毎年そうです。

ヤハギもいますし、昨年はA!!KA!!NE!!!がそうだったわけでそういった事を毎年繰り返しております。

できない奴にやらせる程、仕事に甘くないです。

アシスタントに「トレーニングさせよう」なんて甘い事を考えた事はありません。

そんな上から目線で仕事をしてないです。

それこそ手技に関してはストイックに。

そこでまた一つテクニックの階段登っていきたいと思います。

そうして毎年過ごしてきています。

またこういった事を経て新しいクオリティの創造に努めていきます。

とにかく「感謝」

最終的にはここに帰結します。

この一年彼女なりに表情は変えませんが振り絞っていた部分はあったと思います。

「自分、そして僕の為に費やしてくれた時間は尊い」

師弟関係になるとどうしても「教えてやった感が出やすい」ものですし、もちろんそういった感覚もあります。

ですが、やはり「人の時間」を費やすという事はとても尊いものだと思っています。

心からの感謝を。

A!!KA!!NE!!!が皆から愛される美容師になる姿を心から楽しみにしています。

(また帰ってくるかもしれないけどね。最終的には。)

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