Naoto Kimura

明日から4月ですね。

僕自身も明日から新チームに。

(4月から新たにがっちり仕事をしてもらう、坂本&西原。よろしくお頼み申す。)

新しくなるという事は別れもあるわけでして…

およそ4年間に渡り専属アシスタントを務めてくれた「矢萩彩子 (レジェンド・ヤハギ)」

今日でファイナルとなります。(スタイリストになるわけではありません。もうちょいアシスタントして独り立ちします)

いやー。手を焼かされましたー。。。

出会った当初は僕自身も未熟でして、怒りまくり叱りまくりで、泣き、グズり、文句言われ…

「もう辞めます！」

「もう嫌です！」

気分はもろに出し、いい時はいい、悪い時はとことん悪い。みたいな難しさよ…

ただ裏表なく、真っ直ぐなタイプでしたね。

僕のスキル自体も未熟な部分から、仕事に忙殺され(未熟だったのでめちゃ忙しく感じていた)周りも見えず、ただ押し付ける仕事をしていた。

それでも何とか残ってくれましてね。

仕事が出来ようが出来まいが、信頼感は増すわけですよ。

長くついてもらうには「相性」というのも必要な様に思わせてくれたのも彼女でして、カリカリ仕事やるタイプの僕に、全くのマイペースタイプの彼女は合わない様で意外とフィットする部分もあり、何とかここまで。

「忙しすぎてスタイリストになかなかなれない！もう嫌だ！」

とグズり、見放すとかそういう事ではなく、信頼感から1度専属アシスタントから離し、また今度は「戻りたい」と言い戻ってきて1年。

「戻りたい」と言われた事は素直に嬉しかったです。

あー。それなりに環境は作れていたのかな？と…

それでも悔やまれるのはきちんと独り立ちさせるまでやり切れさせられなかった所。

彼女も思う事はあるかもしれませんが、僕自身、死ぬほど心に留めていますし、またこれからもサポートできる所はしてあげたいと思っています。

愛されるという何よりも尊いスキル

そういった部分を教えてくれたのも彼女なわけでありまして、その裏表のなさ、ナチュラル感は今までのアシスタントの中では群を抜いて突出しているスキルです。

彼女に対して倦厭するお客様など1人もいませんでした。

常に愛されるこのスキルは本当に美容師としての本質的才能です。

独り立ちしましたら沢山のお客様がいらしてくださるという事は疑う余地もありませんし、また、僕の元に通ってくださっておられる方も沢山彼女の所で髪を任せる方がいらっしゃるのだろうと…

そしてそういった事に目を細める僕がいるのです。

そういう想像をしています。

早くデビューする日を心待ちにしています。

あっぱれでした

まぁ、言える事はそれしかなく、彼女と共に仕事をしてきて自分の美容師人生の中で最大のパフォーマンスが出せた事。

また、そしてそれを経験し、長くアシスタントもやっていますがゴール(本当はそこから始まるのですが)目指して投げ出さなかった事。

あっぱれとしか言いようがありません。

本当に感謝です。

まだ店舗で共に仕事をお願いする事もあるかもですが、とりあえず「チーム木村」は花マルで卒業！！！

これからの活躍を期待しています。

ありがとよ。

(おい。あげたバレンシアガの名刺入れちゃんと使えよ。型落ちする前にはな)