Naoto Kimura

2015.6.9

どうやら思い続けていた「夢」が叶う瞬間がくるようです。

「夢」ってありますか?

と聞かれると…

「宇宙に行きたいです」

というのと…

「父親になりたい」

と答えていました。

どうやらその一つが叶う様です。

「第一子を授かりました」

5ヶ月に入り、妻も安定した雰囲気になり、少しだけホッとしています。


(どんどん形になってゆく我が子)

初めて知る「無力感」と「それでも」という思考。

こういう場面では男子は完全に無力です。

妻は重度の「つわり」で2ヶ月程ほぼ寝たきり。

会社は休む事となり、責任感の強い妻はその部分との闘いもあり、かなり憔悴していましたがなんとか踏ん張ってくれました。

ほとんど会話する事もできず、僕はただ見守るだけ。

そんな日々を送りながらですが、なんとか助けにはなれないか?と…

思っても結局大した力になどなれる事もできず、ただ…

知識だけでも。と思い雑誌を開いたり調べ物をしたり…

家事は全て言わずともパーフェクト。

私生活でもほぼ何も言わず阿吽ともいえる呼吸感で僕の事を読んでくれる妻。

そんな妻がわかっていても出来ない状態に陥った時に無力さを感じると共に普段の恵みを実感。

そして「感謝」という言葉しか浮かばなく、改めて「この人と結婚して良かった」と思う場面も多々ありました。

初めて感じる「生命」

つわりで苦しんでいた妻の背中をさすり、そして日々大きくなってゆくお腹。

そして出てくるお腹に手を当て、ある程度大きくなった頃に耳を当ててみました。

「ボコボコ」

この表現が正しいかはわかりませんが、内臓音とは違う水分の音。

動いている。とかってのは感じられませんが確かに聞こえる水分の音。

心を鎮めて耳を澄まし、確かに流れる水の音を感じ、そこから感じるエネルギー。

不思議なエネルギー。

何かを与えてくれる様な。

そして滲む様な今まで味わった事のない感覚。

そうか…

これが「生命」なんだな。と…

こうして僕らも生まれ、そしてまた次に繋いでゆく…

そんな「本能」みたいなものを感じて…

まだ全然わかりません。なんだけど、なんだろう。このワクワク感。

夢に見ていた「父親になる」という事。

そしてその夢が叶う事が近い。

まだ出てきてくれてもないし、正直まだこの先どうなるかなんてわからない。

それでもなんだろう。

どうしてこんなに湧くのだろう。

こういった感覚。

そうか…

これが「夢」というやつだったんだな。と…

心から願い、想っていた事が現実になりかかった時にこういった「湧いてくる」ものがあるのだな。と…

「父親一年生」始めます。

正直、出てきてくれた時の事なんてわからない。

本当に苦しい場面も、これから悩む事も沢山あるのだろう。

ここまで育ててきてくれた親の事を思うと、僕みたいな子供は手がかかり、気を揉ませた事も沢山あっただろう。

今はまだ想像が追いつかない。

けど、そこにおいて常に「一年生」であるという感覚を忘れない為にも今ここで誓おう。

その為にこの記事も書いています。

いつか、我が子がこれを読む事もあると信じて。

こういった事がずっと残るいい時代になりましたよね。

「こころの底から”嬉しい”です。」

そばに生命を感じて、自分も生きている事を実感する。

本当に「嬉しい」という事を感じさせてくれたのは貴方です。

”貴方が生まれてくる”という事を心待ちにしています。

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