2015.8.7
話題になっている「市販シャンプーとサロン専売品の検証記事」について
なんか強烈にバズッている「市販シャンプーとサロン専売シャンプー検証記事」があって…
「僕の記事と似ている」というコメントを幾つかいただきまして…
それ自体は全然光栄ですし、特に気にしてないのですが、目を通させていただくと(実はご本人からもメッセージいただいてたようです。)別に内容的にとても充実していますし、全然良いと思うのですが。という前置いた事があった上で思う事など。
(ま、探せばすぐわかると思うけど一応リンク先に関しては伏せておきたいのでスクショで)
シャンプーに関してマニアック用語多すぎるのは読む気にならないのと解釈違いが発生するので控えている。 あと、市販メーカーのものが一概に全部悪いとも言い切れない(コスパはいいので気にしない人には無問題)という点が挙げられる。 比較記事はわかりやすいけど考えないとな所もあると思ってます
— 木村直人【air/LOVEST】 (@air_kimura) August 6, 2015
ウチらの業界で悪いのは客観性がないことが挙げられる。 悪い方に考えたら一辺倒になるのはあまりいい文化とは考えにくく、「自分の好きなものを素直にススめる」くらいでいいと思っている。 市販品について書いた事もあるが基本的に名前出して検証する行為は主観が出るので控えたい。
— 木村直人【air/LOVEST】 (@air_kimura) August 6, 2015
プロダクトを手がけている人が全部ビジネスでやってるとは思わない。 色々立場があると思っている。 すなわち市販シャンプーなどを作っている人も何かしらの「想い」はあると思う。 内容とコスト、状況など加味すると書き方も変わってくるとは思う。
— 木村直人【air/LOVEST】 (@air_kimura) August 6, 2015
もちろん自分も主張があるので「サロン専売品」をススめる立ち位置。そしてネット販売には批判的な考えではあるので一概には言い切れない。 それはもちろん内容分が良い事と、無知識でネットで買うのではなく、美容師とのコミニケーションありきでその場で処方される感覚で使って欲しいからだ。
— 木村直人【air/LOVEST】 (@air_kimura) August 6, 2015
が、しかし、「この商品はダメ」で「これはこういった結果よい」という言い方をしてしまうと比較された方は他の条件を失う。 「値段」を一番に考える人もいると思うし、2000円が安いという感覚の人もいれば500円以内じゃないと。という人もいる。 そういう人まで巻き込みたくはない。
— 木村直人【air/LOVEST】 (@air_kimura) August 6, 2015
ブログが似ていると言われたので考えを書いてみました。 違いがあるとしたらそういう要素かなぁ?と… 僕は書きながらそういう事を考えています。(できてるかは自信ないのでdisらないでください)
— 木村直人【air/LOVEST】 (@air_kimura) August 6, 2015
と、こんな感じ。
ブログの進め方が似ている。という点について
別に全然いいと思う。
書いてる人が意識的に似させて書いたとは限らないし、何かしらのエッセンスを受けてたとしたらむしろ光栄な事で、伝え方の幅が広がったんならそれはそれで価値のある事ですし、そうであるなら嬉しい事だと思ってます。
こういうのって別に自由だし、実際自分も影響を受けているブログや記事は多々ある。
どれがオリジナルで。なんてのは言い切れないし、実質自分の読者層と被って読まれているケースは少ない。
今回の記事でそういう指摘があったのはそれだけ(僕の記事を読んでくれている人の目に届くほど)バズッた良記事であった事を象徴している。
そして、書き方が自分の方が「先に」こういう書き方をしていたなんて保証もない。ただ単に知らなかっただけかもしれないよ?という事。
自分も正直、人のエッセンスを気づかぬウチに引用している事が多々ある事を自覚している上での見解です。
内容について。
僕自身は「モノづくり」において、「悪くしてやろう」と思ってプロダクトを手がける事はないと考えています。
なのでそういった偏った見解の書き方はできるだけ控えたいとは思っています。(んでも正直自信はないです。読む人によって変わると思うから。んでもそういう意識はあります。)
それはある種、よく見受けられる業界的な部分で紐付けると…
「値段の安いヘアサロンはこうだよね」
「他店でこういった失敗をされて…んでもウチに来たらこうなったよ。」
的な記事とリンクしないかなぁ?
なんて思ったりするんですよね。
基本的に美容師自体がお客様に対して…
「この客、悪くしてやるぜ!ヒヒヒ」
「この人で売り上げ爆増だぁ。」
なんて思ってる人はいないと思っているからです。
皆…
「よくしてあげたい」
という想いから施術を行っていると思うし、その結果どうだった?というのは捉え方次第で扇動するものではないかなぁ?と思っています。
もちろん、僕は「サロン専売品」で良いものをお客様に提供したいのでその場で取り扱ってる商品をお客様にススめる立ち位置です。
「ネット販売」において否定的なのは…
「出処がわからない、無知識状態で選択をする、保存状態はどうか?」
などの疑問からです。
僕が割と述べているのは…
「コミニケーションありきで選択して欲しい」
という事。
ちゃんと髪とか、頭皮状態をわかっていた上で「コレですよ」とオススメして使っていただく。
医師が患者を見ないで薬を処方しますか?
美容室にとってもリンクする要素はないか?という事。
僕はそういう事を考えています。
市販されているシャンプーに置き換えると…
「もちろん値段は問わず良いモノ、きちんと合うものを選択していただきたい」
と思うのはもちろんですが…
「それ以上にコスパ、生活における状況も大きく考慮すべき事柄」
だとは思っています。
内容分だけでジャッジしてしまうと選ぶ要素として、そういった理由で選んでいる人を置き去りにしてしまう事もあると思うし、それでいて市販品は安く製産できるのはロット数も理由として大きい部分があると思っています。
それはそれで価値のある事ですし、条件を満たしている方にとってはベストな選択になりうる事もあろうかと思います。
「シリコン入れて騙している」
みたいな感じで切り取ってしまうともしやそういった条件を考慮した上でプロダクトを作った人をも完全否定してしまう事にもなるし、同時に「お客様の状況を考えて美容師が市販品をススめる」というケースをも刈り取る事にもなりかねない。
「高いヘアサロンに行きたい。」
「必死にお金を貯めてきた。」
「でもまだヘアケアまで使える程の余力はない。」
「では市販の⚪️⚪️がいいかもですね。」
そんな会話が行われていても不思議ではなく、実際僕はそういうケースの場合には市販のモノをオススメする事もよくあります。
そういう所なども全部含めると、自分だったら普段目にしている感じの書き方になっている様な気がしています。
まぁ、正直何が正解で何が悪いとはわからないです。
その他意見もらったのを挙げると…
これもその通りですね。
見てる人は「主観」を求めてるのかもですね。
んでもまぁ、「その他の誰か」が入るものに関しては気遣いをしながら書いていけたらいいなぁ。と思っています。
こう書いてて、揚げ足をとろうと思えばとれる部分がある所は否めず、ただ自分自身、今後はもっとセンシティブに、色んな想いに対して気をつけていきながら書いていきたいなぁ。と思った次第です。
Category : コラム