Naoto Kimura

2015.9.26

僕が組織から離れない理由とは?

なんか今更すごく読まれている様なので転載。

ハイサイ!

沖縄の社員研修から帰京中の飛行機の中より。

今月の「オーサーテーマ(月一回の統一テーマ)」は…

「なんで独立したんですか?なんで組織に残っているのですか?」

というテーマです。

ちょうどのタイミングで社員研修もあったので思うことを。そしてまた、ものすごく質問される事なので僕が思う持論をいくつか。

1.単純な話”自信”もない。

僕って意外と「心配症」なんすよね。

様々な角度からまず考えてしまうのは「リスクヘッジ」

なんだろうなぁ。なんだか「独立」という選択肢が僕の中でフィットしないんですよね。

「独立した。だからどうなるの?」

そう、なんか「経営者、プレイヤー論」みたいな論争とかも割と不毛に感じていて、「経営者やってないと経営感覚ないよ。」みたいに切ってしまう経営者は逆に「スペック高いプレイヤー」を育成するまではできても「残ってもらえないのでは?」みたいに思ってしまいます。

結局の所その結果「衰退」せざるを得ない美容室も多い訳で、その現実に向き合うと経営者に求められるのは「詭弁」より「環境」と思ってしまうんですよね。

それを作るのはかなり難しい。

責任も甚大です。「人の人生背負う」わけですから…

まずは自分の中で考えたものと実生活が合致しないと安易にはそういう判断はできないでしょう。

後は…

2.「経営で消耗する事により削られる才能や感性が惜しい」

そう、僕らビューティシャンな訳で、僕としては「ビューティシャンとしての活動領域を広げる」みたいな事を掲げたりしていて活動してみたりとか、それこそ「創作活動」なんかも当然なわけなんですが、色々「向き不向き」あると思っていて、経営というものは、僕にはあんまり向いているとは思えません。

どちらかというと「ポジションと環境」だと思うので、「経営者やってるから偉い」みたいな感じで自分の所の会社がやっていたらあっさり辞めていると思う。

「経営者に近い立ち位置」だともちろん「数字」もわかるし、それ相応のプレッシャーももわかる。

経営者やってる人はかなりの消耗がある事は明白でそこにエネルギー注いでたら「自分のやりたい事(それぞれの)を叶えられる体力が残らない。もしくは小規模になる」そんな風な感想も。

3.ならば「理想」を作ろう。そこに対して「自分のベストを尽くそう」

基本的に「そこにいては叶わない」というマインドから「離れる」という判断をしがち。と思います。

僕の場合、思ったのが…

「とりあえず”言われた事をやる”そしてその上で”自分のやりたい事をプレゼンし叶えていく”」

なんか、色々言われたりする事というのは比較的「理不尽」です。(自分の中では)

自分の中で「理不尽だなぁ」と思った時こそ成長のチャンスがあると思ってきました。

「この人マジ意味わからん」

そんな事などもしょっちゅうです。毎日思っています。

が…!!

「もし仮にそれをやりきった時に”腑に落ちる”、”得られるものが大きい”」

と思っていて、本質的に成長を求めていくには「上から物申す」という人がいないとなかなか気付けない。

独立していたら教えてもらえるのは「外の人」に限定されるわけで所詮は他人です。

「教えてくれてありがとう」と思ってもそこに「歯痒さや悔しさ」が存在しない感情から成長を求めていくのは難しいと思っています。

まぁ、それでもあまりにも…なーんて時はもちろん爆発もします。んでもそれがいいんじゃないのかな?とも…

そういった「パワー」みたいなものは「経営者」から発動させてしまうと社員の充実に繋がりにくいのでは?という角度の違う見方も。

そんな様な事を下に伝えていく作業も「組織人として」の我々の使命であり、そういった所に面白さもありますよね。

4.そうしてできる「能力の集合体と一馬力の限界」

僕は自分の会社で長いキャリアのスタッフは皆…

「ほーんとみんなドMだよね(笑)」

というのが本音でまあ、みんな自覚していると思います。

「意外!」

と言われる事が多いわけですが、そもそも論そういった厳しさや色んな事を乗り越えてやってきた歴戦の戦士です。

正に「ドM」でしかありません。

「不安とそこから生まれたそれぞれの能力と」

がかみ合っている様に思います。

「1.」で述べている様に「それぞれの不安」そして、「3.」で述べている様に「色々あるけど立ち向かってクリアにしていった結果」
様々なジャンルのもので活躍してきたり、出てきたりする人が生まれ、外堀を埋めていく…

僕がこうしてインターネットで発言し、認知されてきたのもそういった中から生まれてきた一つ。

経営なんてやってたら到底書けないと思いますよ。恐らく…

そう、それぞれの「足りない所」を自覚してそれをそれぞれが「埋めていく」そんな作業が性に合っているのかもしれませんね。

オールマイティではいられないんですよ。みんな。

そういうのをみんなが自覚している組織だから僕はいるのかもしれませんね。

5.結局なんのかんの「人」が好き。

まあ、こういった「独立しない理由」を述べてきて、色々材料あったと思いますが…

【物事起こすには結局”人”なんだよね】

という事。

僕らは弱い。

僕も強そうに見えているかもしれないが弱い。

そういった所を自覚し、気付かさせてくれた。

そして育んでくれる【環境】というものが大きくて、結局「人の為に」とか「隣の人を好きになろう」とか…

根本的に掲げ続けてきたものを継承していったらこうなった。みたいなものですね。

全ては「人」ありき。

そしてまた人に気付かされて優しくなれてそこの足りないピースを埋めようとする。

そんな所がお気に入りで現在の会社の「組織人」をやっている気がします。

色んな理論があって、独立する人もしない人もいて、全然僕はどっち選択してもいいと思いますし、こうして今ここにいる事を何も後悔していません。

こういう形だから出来る事。世の中に見せていけるものもあると思います。

このプールマガジンにて様々な角度からの意見を自身の血肉にして頂けると嬉しいですね。

【余談】

様々な相談を受けます。

「経営者があれこれで辞めようかと…」

「おたくの感じはどうですか?」

僕は全然自分の人生だから好きにした方がいいと思いますし、どちらかというとどうでもいいですね。

自分とこの経営者が偉そうに幅利かせてるだけでいい生活してどうこう。なんて感じだったら即座に辞めてると思いますよ。

そして、あんま「時代じゃないよなぁ」とも…

そういうスタイルであったら必然的に滅んでいくでしょうし、その逆も然りです。

「貴方にパワーはありますか?」

そういった事を経営者に乗せるだけはカッコ悪いし、経営者も孤独を感じるでしょう。

まずは「しっかり人生乗せてみる。」貴方のベストを尽くしてみていますか?

「伝わるレベル」で作り続けてきた時に経営者が気付いてくれるものもあるかもしれませんよ?

さて、あなたはどちら側の人ですか?

Category : コラム