Naoto Kimura

最近、ものすごいテンションの高い、荻野目洋子系アシスタントがいまして…

メシに誘うと即答で「うおっしゃー！」の後、見た目全然可愛くないんですが「木村さん。わたちお肉が食べたいですぅ♡」と言ってくる図々しさも持っておりまして、見た目全然可愛くないのですが、ついつい、いいところに連れていってしまいます。

こういうの大事ですよね。

「誘われやすい雰囲気をつくり出す」というのも美容師としての大事なスキルだと思っていますし、顔じゃないんですよ美容師は。ええ。

そういった話はおいておきまして、実はこのメンバー以外にも数名おりまして、中途採用のアシスタントの歓迎も含めた食事会だったわけなんです。

基本的にあんまり食事の時は仕事の話を持ち出したくなく、そういった人の身の上話とかできるだけ、聞きたいなぁと思っていたり…

まぁ、酔うとそれもご破算なわけなんですが…

その中で「なぜ入ってきたのか？」みたいな話にも及びまして、きっかけは僕のブログだったそうなのですが、そういったところでもブログをやってきてよかったなぁ。と思うわけです。

それでいて、仕事に関しての質問やらなんやら聞かれるわけなんですが、その子が気になるフレーズを何度か…

「〇〇さんだからできる」

そう。

そういったフレーズを。

その子に限らずそのフレーズを持ち出す人は多数いまして、全く悪気も何もあるわけではなく、単純に思っているんだと思います。

僕はそういった時に…

「”〇〇さんだからできる事”と言ってしまったら絶対に自分ができる様にならない。言ってしまった時点で、その項目の成就を放棄しているし、更に言えば自分の中で否定している(僕とは別と割り切っている)と思うよ？」

僕の個人論ですが、何か特殊なスキルや突出した部分がある人は確かに存在し、そう言ってしまいたくなる時もあります。

が、絶対に僕は言わないです。

「〇〇さんだから」と言ってしまった時点で吸収できない気がしてしまうからです。

凄いな。と認めながらも僕ならば決めつけない。

よくよく考えるとそう思ってしまいがちの項目は…

「もしやそう考えているだけで、自分にもできるのかも？」

と思ってしまう事柄が多いのです。

僕自体はそういった風に思ってしまいそうなスキルを目の当たりにしたら…

「ニャロメ〜。どうやってんのかな。。。ムズムズ…奪ってやりたい…更に効果高いものはないだろうか…」

と心の中で思ってしまうタイプ。

そんな話など。

たわいもない話の中にもそういった深層心理が思わず口に出てしまう瞬間があると思います。

一見聞き流せばいい様なものも、実はすごく自分の方向性を定める一言だったりします。

僕はその子に…

「可能性を決めつけるなよ。他の人にできることは全部できると思っといた方が先に進めるよ」

と述べて食事会を終えました。

まぁ、なんとなく目に宿ってるものも感じたのでうまく活かしてもらえればよいのですが。

冒頭の荻野目洋子さんに戻りますが、そういった意味では彼女に対して何言っても…

「うおっしゃー！」

みたいな雰囲気はかけがえのないものですよね。

言われたら「全部やるぜー！」みたいな気迫を感じます。念のためにですが女性です。

まぁ、何も考えてないのだと思います。

とりあえず目の前にあるものをポジティブにクリアする。

そして、「決めつけで考えない」という自戒も含めた食事会でした。

いつも高いよ…