Naoto Kimura

2017.7.9

「あ、この技術はやめました」というと驚かれる。

割と自由に美容師させていただいてます。

会社のおかげですね。

本当に感謝しています。

さて、美容師としては…

「変わってますね」

とよく言われるのですが、「変わってないですね」と言われる方が個性を全く感じないのでむしろ唯我独尊的な部分で考えればオーケーなのかな?なんて思いました。

そんなに人は右に習えなんだろうか…

その方が不思議に思っています。楽しいのかな。。。

サロンワークにおいて、カウンセリングの時に驚かれる事の一つに…

「あ、この技術。僕やめたんですよ」

と言うと驚かれる事がある。

内容に関してはそれぞれの価値観があると思うので触れないでおくが、僕自身は…

「プラスして自分自身の利益にはもちろんなるのだが、良いと判断していないものは提供しない」

という価値観があり、選択幅は限定的である。

それをやる事によってのリスクの方が大きいと判断しているのプラス、自分の美容主義に外れるからであって、そこのカテゴリーに当てはまらなければ無理して自分が担当するべきではないとも思っている。

どうしてもその技術を所望される方には自サロンの他の担当者や、自信を持ってオススメできる人やサロンの紹介…

はたまたカウンセリングだけでお帰りになる方もいらっしゃる。

こういった事に衝撃を受ける方もおられるのだが、それくらい今日のヘアサロンの在り方というのは全てを受け入れる体制がスタンダードで、無理をしている部分もあるのだと思う。

僕自身なぜこう出来るか?というとありがたい事にこんな僕でも支えてくださっている方がいるからであり、感謝の念は絶えない。

僕自身はとても幸せなのである。

従ってその信念がサロンワークに反映された結果、こういうスタンスが生まれた。

ある意味、本道に回帰できた感じがして納得している。

美容師にも色んな主義主張があり、その全てが正しい。

僕としては、その人の髪の全てを請け負いたいというわけではなく、その人が満足し、充実した人生が送れればいいわけであるからこそ、メニューによってサロンや美容師個人を選ぶ事を推奨したりする。

その人が満足する要素を数人で行うといった感覚。

それぞれメニューの最高水準を髪に表現すればよいのだ。

よく例える事に、女性はブランドバッグを多数所持し、日で変えたり、はたまた毎日お気に入りのものを使う事もあるだろう。

そんな感覚でよいのだ。

本当に好きなものにはまた回帰し、評価が見直される。

そんな感覚で美容師をやっている。

自分の美容の形が見えてきたなぁ。なんて思いながら子供と戯れ、仕事に向かう朝。

今日も頑張ります。

Category : コラム