Naoto Kimura

2017.8.19

「カットが早く終わらない」そりゃ変えようとしてないから終わらないし、本質は違うよね

よく相談される悩みで…

「カットが早く終わらない」

というのがあって困惑する事があります。

いや、やり方変えないから早くなるはずないよね

と単純に思ってしまうのですが違うのでしょうか?

もちろん店内での話になるのですが、しばらく仕事を見ていてそういう相談をされる人の特徴としては…

「進め方が全く変わらない」

事が多く、基本的にカットを早く終了(終わらないというのは不適切だと思うので。ただ、一般的には終わらないと表現されている事が多い)させるには…

「自分が終わらせれば終わり」

なわけであって、誰がどうのとかって事ではなく、原因は全て自分のメンタルです。

なぜか盲信している部分がある

まず、我々はゼロから人に習って技術を習得していきますが、基本的に天邪鬼である私はテストをパスしたらなんとなく頭いれとこー。くらいにしか思っておらず全て忘れます。

それでいて、その技術の組み合わせにすぎないわけですから。

「あ、こうしよう。これの方がいい」

と思ったらあっさり変えます。

僕がウエット状態でほぼ切らなくなったのもそういう理由です。

自分の中でむしろ…

「このゴールに向かうのに、なんで濡らさなあかんのや?」

そういう思考が働くからです。

長さを切らない場合とか、ましてや「伸ばしている前提」の方などには特に濡らして切る必要がないな。と…(濡らした方がいいとか悪いとか、誰がどうのという話ではないのでご注意。あくまで個人思考の話です)

話を聞くほとんどの人の仕事を見ていてもほぼ何も変わってないんですよね。

微妙に個人の色はあるものの、なぜか大枠ずっと踏襲したものの流れで進むわけです。

すなわち、「これが正解だ」と思っているわけであって、そもそも変えるつもりもなさそうに思ってしまいます。

盲信している様にも。

苦しむ事

これは難しい所ですが、僕の体験談でいうと…

「お客様を待たせる事に無茶苦茶苦しんだ」

という事があり、お客様が増えるにつれ、「今までのやり方では無理だ」と思う様になってきます。

自分の中で「プチレボリューション」が起きる瞬間ですよね。

変えざるを得ないんですよ。変えざるを。

それしなかったら、お客様にも負担を。サロンの席数や人員も圧迫する事になります(必然的に後倒しになって席数を無駄に使う事になる)

自分の変革のスタートは…

「苦しみ」

だったわけです。

あまり、プレッシャーを感じにくいタイプは仕事のスタンスを変えづらいんじゃないかなー?と…

いわゆる「マイペース」というやつです。

集団的サロンの中では致命的ですよね。ドキ!

大体、裏でなんか言う

これも面白い話なんですが、僕の場合、何か思ったら発言するんです。

んで、そこでダメならダメで割り切るし、違う選択肢を考えます。

ほら。そこでも思考が生まれるじゃないですか。

「違う選択肢」

を探すわけです。

それが反映されて技術に生きてくる。

ところが、ずっと仕事のスタンスが変わらないタイプは…

「変えたいと言うのだが変えない。なのに核心についた所からは逃げる傾向」

にあって、サロン内で何かある時には発言を控え、自分より下の立場の人間には何か言う。みたいな…

わかりやすいでしょ?ドキ!

そんなマインドなども自分の技術進化の妨げとなり、カットを早く終了させられない要因ともなっている様に思います。

そもそもなんでカット早く終わらせたいの?

質問の意味がわからない事が多いのですが、そもそもカットは早く終わらせる必要はありません笑

自分の納得いく様に丁寧に仕上げれば良いだけです。

僕の場合は「需給に合わせて思考を変えた」と言うだけにすぎず、単にそういった質問を出すタイプの人は大概…

「他の時間もめっちゃ空いてるのに予約調整しない」

「一箇所に固めてワタワタやる」

「結果、総売上に対してのパフォーマンスが見合っていない」

と言うところを単に指摘されていてそういう悩みに繋がるわけであって、上記の内容をクリアでき、自分のペースに見合ったお客様数をじっくりと担当し、喜びを得る。

と、いうだけでいいと思うんですよね。

月で言えばそれを20何日繰り返すだけです。

普通に平均以上の数字になっていると思います笑

顧客満足度が高いのが1番であり、早く終わったからいいというのではないわけですから笑

基本的に別に自分は悪くないと思っていると思うが、上手く歯車回ってないだけ

多分、誰かに「カット遅いよ」と指摘されるからそういう思考が芽生えると思うのですが、大体それを言われる人は基本的に自覚はないと思います。

じゃあどうしたらいいのか?

と、いうと…

「そのスタンスでもええけど、お客様増やせ、店を混ませて他に迷惑かけるな、総売上も考えずアシスタントを湯水の様に使うな」

と、いう事であり、自分のスタンスを把握し、自分のやりやすくて快適な仕事のスタンスを整え、周りと迎合していれば基本的に何か言われる可能性は減るという事です。

他の人が30分枠でも、枠を減らせばいいのです。

1時間とか。

それでも全て埋まるのをずっと続けていけば30分枠の人より余裕で売り上げいきます。

自分の思う通り、自分のペースでもちろんオッケー。

ただ、自分が周りに合わせられてないという可能性を考えてみてはいかがでしょうか?

カットを早く終わらせる技術というのは…

「早くしないと需給に対応できない」

という所ですから基本的にパキパキ型の仕事スタンスの人に向いています。

僕もそっち側です。

が、しかし、皆がそういうわけではない。

カットが早く終わらなくても、そういう人達よりも支持を得る事もあるはずです。

と、答えになるのかわかりませんが思うところを。

僕は何でもいいと思うし、全てオリジナルの自由人。

技術の正解は俺

もちろん他の人を指すものではありませんが、自分の中で勝手に思っておく分にはいいのではないでしょうか?

そっから技術が生まれるのです。

右向け右マンにはならないで、きちんと状況把握能力を鍛え、自分の思うスタンスできちんと結果に繋げればよいのではないでしょうか?

Category : コラム