Naoto Kimura

2015.4.20

顧客をインターネットを通じて読み解く時代。

こういう記事を読んだ。

はあちゅう直伝! 美容師必見の「なりたい自分になる方法」【後編】 | リクエストQJナビ【特集・キャリアアップ】

http://www.qjnavi.jp/special/work_environment_human_relations/ha_chu_02/

まずは是非ご一読いただきたい。

僕はSNSで「顧客(自分を指名してくれて来店くださった方)」に関しては積極的にフォローする様にしています。

てゆーのは今の時代。

「生の声はSNSにあったりするから」

サロンの現場に立ってると様々なオーダーや悩みがあったりするんだけど、日常の模様は汲み取れない事が多い。どちらかというと…

「見た目で判断する時代ではない」

と思っていて、それを判断しやすいのは正にTwitter。

Twitterというのはカジュアルだ。

嘘や冗談。

不満や愚痴もとてつもなく拾いやすいモンスターメディアだと思っている。

逆にFacebookはネガティヴな事が言いにくい。Instagramは煌びやか。

そんな印象を持っています。

InstagramやFacebookでは拾いにくいのですよ。本質を。

Twitterでは本当に上下を見極めやすい。

「今、テンション下がり気味かなー?今は上がってる。あ、ここにいるのか。ここに行ったのか。こんな服買ったのか。こういう事は好きじゃないんだな。」

その人のライフスタイル。一番の本質が見えやすいのがTwitter。

「表向きにいつもいい事を言っていたい。だけども実際は違うのが人間。」

そう思っていて、その人の深層心理。

どうなりたくて、どう思っていて、どう過ごしたいのか?

そんな事を紐解いていきながらヘアスタイルを提案していく。

そういうのって非常に現代的だと思うんですよね。

「来店したらファッションを見ろ!そこで感じろ!」

みたいなものを習った事もセミナーでも多く挙げられる事柄だと思うんですが…

「それでいいの?今って」

普通にそう思ってしまうんですよね。

例えば…

Twitterで仕事のグチを述べていた。その仕事のロケーションを想像してみる。

愚痴って別にいいものではないと思うのですが、その瞬間にロケーションが浮かびますよね。

そういうものって自分にもリンクします。

髪型と実生活がコネクトできる瞬間がそこにある。

そういったタイミングで何かを変えてあげたい。という発想や、実生活でのコミニケーションの橋渡しができる瞬間があると思ってるんですよ。

険悪なムードになったその時。

ビジュアルが変わった事によるコミニケーションのきっかけ。

ヘアチェンジのタイミングってそういう瞬間にあると思っていて、実際サロンに訪れて話す事って本当に狭い範囲でしか拾えないと思うんですよね。

ネットに流れている情報はホントもあればウソもある。

ですが、なんとも人間らしい。

匿名でしか発言できない人も、実名で批判浴びても闘う人も。

そういった情報ソースが拾える現代って本当に貴重だな。と…

我々美容師というものはもっと知らなければいけないのかな?と感じたり、僕がインターネットを好きになったきっかけもここにある。

「ここまで深層心理を知れるものは他にない」

逆に知られたくない人も存在する。

そういった部分はそうあればいい。

多様化する現代。

沢山の「知る」事ができるものが存在していてまっこと楽しく。

また新たなるカルチャーの到来を期待せずにはいられません。

食わず嫌いはやめて「知る」という事の挑戦をすべき時代なのかもしれません。

取捨選択は後にすればいいだけの話なのですから

Category : コラム