Naoto Kimura

2016.6.26

心を動かす順番を考える

心が壊れかかっていたスタッフとメシしました。

写真はイメージです。壊れてそうな雰囲気でしょ?ははは。

スタッフが辞めるって時の話。

僕の所に話に来る時には時すでに遅し

僕の所にも話に来てくれたりとか、自分が出張って話す時もあり、もちろん止めたいんだけどもそういう状況になってるともうすでに遅いんですよね。

そりゃそうです。

「普段から溜めて溜めてを繰り返してやっと答えを出してから来ている」

わけですから。

突発的に思って辞めます!みたいな人なら止めようもあるのですが、そんな思慮が浅い子はウチにはいないと思っています。

できるだけ合わせよう。できるだけ頑張ろう。それでもダメだった…

自分が話を聞いた時にそういう風に思ってないで、突発的な捉え方をしている人間だったらそもそも相談もこないと思います。

上の立場の人に話すという事は非常に消耗する事であり、僕が聞いていていつも思うのは…

「なぜこう思う前にもっと信頼性を高められなかったのだろうか?」

という事。

もちろん忙しさや、周りの状況を加味すると余計な口出しをしすぎる事もタメにならず、その辺の空気感はマストで考えていきたい所。

だが、しかし人ってのはもっと早期にサインは出しているはず。

そんな事も思うのです。

僕が会社に残っている理由の1つとしては…

「自分より立場が上な人に言いたい放題言いまくっている。それが結果ガス抜きになれば、そのプレッシャーをプラスに変える事もできる」

という事もあり、そういった立ち位置を作れたという事はまさに財産であるという風に思っています。

上になればなるほど、「本音を言いにくい存在」になり、早期の部分で何かを語ってくれる事は少ない。

んで、いよいよもうダメだ。という時になって実はそんなに話を聞いてくれない人でもなければ、こんな風に考えてたんだ。なんて距離を縮められる事が多いわけなんだが、時すでに遅し。

そんな事が多かったりしませんか?

人の出入りに関わってくる事が多かった自分は…

ホント順番って大事だな

そんな風に思うようになってきています。

そもそもそういう風になる前になぜ拾えなかった?

そもそもそういう風になる前にもっと腹を割ったり、嘆願すべき所はし、立場ややりがいを確保する事は出来たのではないだろうか?

もちろん忙しいというのはあるが、それでも時間を作り、しっかりと本音を言ってもらえるモノを作る事。

僕の専属アシスタントは散々に自分の言いたい事を投げてきますが、そういう関係性を作るのは意外と難しく、まずは懐に入れる様な過ごし方を見直す必要性に迫られたり、またきちんと時間を作り、技術を伝承し、相手の立場を作る事を念頭に「行動」をするという事。

コミニケーションの根本ともいえるが、自分からまずそういった事をしていくべきなのだ。

そんな風に思っている次第です。

とても難しいし、とても大変な事なんだがそういう事をしっかりしなければ、またテーブルを挟んだ眼前で去る決意を固めた人を前に距離を縮める作業を繰り返すという事になるのだろう。

改めて「順番」というものを考えながら前に進んでいきたいと思う今日この頃。

心を動かす順番というものに対して切り込んでいき、また中身に対して時間をしっかりと使いたいと思う日々です。

Category : コラム