Naoto Kimura

2016.2.24

【普通】だと思ってしまいがちな事。なんだけども普通ではない事。

昨日はスタイリスト勉強会という事で、スタイリスト全員で作品撮りだったんですよね。

久々ガチ目に作った。

(仕上がりのエントリー)

午前中はサロンの看板撮影していて、その中で違う場所を使ってみんなで作品撮りをば。

朝見ていると自分も触発されて。

こういうのを見るといつも過去を思い出す

今となっては普通になってしまっている「作品撮り」というもの。

自分がやり始めた当初に自分で作品を撮るなんて人はほとんどいませんでした。

「なんかどうしても表現したい…」

自分が思っている、自分が描いているものを作ることができない。

どうしてもイメージしているものと違う、作りきれない。

もどかしい…

何故だ…

クソッ!!!!

シャッターを押すたびにそう思ったものです。

そうして「何がいけないのか?」と探しはじめます。

単純に髪を作る能力と、メイク力なのか?

はたまた機材なのか?

場所なのか?

それこそ、色んな失敗をしてきました。

機材の知識もなく、無駄な買い物も多く、その度に「クソッ!!!!」って思ったり、逆に感触をつかんでみたり…

もちろんお金などありません。

それこそ少ない休みや、疲れてても朝から、夜から…

自分でお金を出してスタジオ借りて、それでも大した仕上がりにできなかったり…

割と周りには…

「酔狂だなぁ。」

と思われても仕方がない。

それでも表現したかったのです。

いつしか当たり前になるこういった活動。

それをサロン内でデフォルト化させる作業に当たって会社がこういった場所を借りてくれたり…

「感謝」

というのは当然ながら、その一個一個を大事にしたいなぁ。と改めて思ったりしました。

自分は監修をしていて、そういった過去の想いを伝えられたかなぁ?とか…

そういったものが決まっていて、その期間に、そこに対して照準を絞って全力の取り組みができていたかなぁ?って…

モデルさんを呼び、髪の毛を作る相談をしたり、トレーニングしてみたり、パターンを考えてみたり…

そういう風にもっと出来たこともあったな。と…

いつしか自分で撮影がなんとなくボヤけていた様な気がして、こういった取り組みを通じて自分の精神を見つめ直す必要も感じた。

これが普通だと思ってしまったら成長スピードは遅い。

普通だと思ってしまいがちなんだが、普通ではない。全力以上をもって取り組む事。

こういう気持ちを大事にしていかないとなぁ。

と改めて思った撮影。

自分も発展途上。

もっと頑張ろうと思いました。

Category : コラム