2015.11.21
何とも言えない”ヤバさ”を感じている今日。後悔したくないなら全てを死ぬ気でやっといた方がいい。
ポエムです。
こういう記事はあまり読まれないと思いつつ書いています。
毎日、隙を見ては膨大な量の情報を見て、関心を持ち、吸収し、吐き出し、そして続ける事をしています。
ちょっと前に…
もう髪の毛より時代の潮流の方が速くてわけわかんないよね
こんなつぶやき記事を書いていたのですが、日増しにそういった…
「流れの速度」
みたいなものをヒシヒシと感じていて、若干恐れおののいています。
「このままでいいんだろうか?」とおもったら身体を即動かす事。
そういうのが大事な様に思えていて、そういう風に動いたとしても果たして流れに乗れるのか?はたまた流されるのか?
自分でもそう思えてしまう程の速度感。
感じる部分はあったりするでしょうか?
「発信」というところにおいても情報は飽和し、今度は「置き型コンテンツ」の台頭。
そこからは「ライブ感」「動画」など多様化し、分散しつつ…
そして、「ホットペッパービューティの実質値上げ」を経てもレスも芳しくなく、発信やインフラ(予約など)が整っても、進化しきれていないポータルサイトなど…
「完全に様子がおかしいだろ…」
と、まで。
キムとも話をしたけれど、やっぱり、ヘアサロンにおけるフォトってもうコミュニケーション手段にはならなくて、ハイパーインフレちうだよね。
— ライター佐藤友美 (@SATOYUMI_0225) November 19, 2015
こないだ、ヘアライターさんと談笑していたんだけど、「ヘアスタイル写真への取り組み」に関して、「集客」という目線で取り組んでいるとしたらもうダメかもしれないし、完全に飽和している。
「個人の在り方」としてストイックに作品作りに勤しむというのであらば良だ。
というコメントもしていて、なんでこういう見解になるかというと…
「これにしたい。なりたい。で来店している実感がない」
というところでありまして、このコメントに関しては「???」となる人も多いかもしれませんが、最近スタッフとも話してみると…
僕「お客様はどうして来店してると思う?」
スタッフ「技術ですよね?」
僕「技術の正解って何?どうやって知るの?それを」
スタッフ「来たらわかりますよね。」
僕「したらまずどうやって来てもらうの?」
スタッフ「知られる事ですよね」
僕「どうやって?」
スタッフ「ヘアスタイル発信ですか?」
僕「厳密には違うと思う。」
スタッフ「何なんですか?」
僕「人だよ。」
と…
現に今僕って具体的なビジュアルオーダーをされる事がほぼない。
漠然とした口頭オーダーはあっても、これにしたい。という具体的ビジュアルを提示なさる方がほぼいなくなった。
要は「これにしたい」という自身の願望よりも…
「自分ではわからない」
という思考の方が先行し始めている様に思う。
こんだけの情報が出まくり、何が真実か?何が正解か?
そういう戸惑いは更に増し、ヘアカタログに代表される様に「パーマ」と書いてあってもパーマじゃなかったりとか、そういう事で失敗した事もあるであろうし、みんな言うことも違えば何が正解か?なんてわからなくなってしまいそうな様相。
そして、色んな発信ツールの台頭による、ファン化、求心性の差が顕著に表れ始めていて、若年層の流れをみていると、雑誌に載る云々ではなく、指標がフォロワーだったり、本人が発言している事に対して共感を覚えたりする世の中にシフトしている様に思う。
すなわち…
「髪の毛をやってもらいたい人」
にならなくてはならないのだ。これはいわゆる「個人ブランディング」みたいなチープな言葉で片付けられる領域ではない様に思う。
より、本質をついたものでなければならないという事だ。
現に今起こっている事を例に出すと…
「エリアが関係ない」
世の中的にもだが、僕個人だけでも「東京」という土地に縛られない来店がある。
中には飛行機乗ってでも新幹線使ってでも通ってくださる方もかなりの率でいらっしゃる。
「いわゆる”フリー”という来店客の減少」
最早、「フリー」という呼び名は消えるだろう。
フリーというのは「指名をしない」という事だ。
情報を精査したのち来店なさる場合であれば容易に想像がつくだろう。
ではデビューした若者層はどうやって顧客を増やせばいいのか?
「自分で集客しろ!」
これはあまりにも暴論の様に思うし、極大ブーメランであると思う。
そういったステージを用意できないのであればその場で拘束されて働く必要がないのだ。
その辺の発言にはデリケートになっていきたい。
独立が増える一端は確実にここにあるだろう。
上に立つ人間としては「必ずメリットをもたらす」という気概を持ってなければ必然的に衰退するだろう。
そこに人間性を求めるのはあまりにも酷な様に思う。
自分が経営していたならば自分を呪うだろう。
確実に変わりつつある窓口
こういった背景からそんな思考が自分の頭の中を巡る。
僕らの世代はオッケーであってもその後の人間達はどうだろうか?
そういった部分においても気を巡らせておく事と、上の方から取り組みを見せておく事は必要不可欠であり、「そんなん大丈夫だよ。」なんて言っててもなかなか伸びない下の子を見て「何でだろう?」と首を傾げる虚しさよ…
「東京だけでしょ。地方は違うよ」と思ってみても「地方ワードコンテンツ」もそのうち飽和してくれば「地方インフルエンサーの到来」なども容易に想像できる。
むしろそういう風になった場合、地方の方が深刻であると思う。
どっちにせよ色んな事が時間の問題なのである。
雑誌などに依存したブランディングを行い、作ってきていたと自覚している自分でも恐ろしくなってきてしまう程に若者層のパワーが急激に増している。
数万、数十万のフォロワーを抱え発信しているものが、僕を例にとってみても数万レベルで物事を起こしていても何も正解論を導く事はできない。
何を言い訳しても、どの様に取り組んでみても、確実に「ネクストカースト」の足音が聞こえてきていて、美容師になる人物像、サロンに来店する人々という所も変化してくる。
男性美容においてはもう数年で飽和だろう。
そこでまた違ったものを求めたり、新たな隙間を探したりになるのだが最早なかなか見つからない状況に来ている様に思う。
だからこそ今やるのだ。死ぬ気で。
段々と年齢を重ねてくるとフットワークも重くなるものだ。
毎年毎年、痛感してくる衰えというもの。
だがしかし、こういった流れの中で「気付く」という事はできる。
そして、できる限りの事をするという事はできる。
だからいつも探す。
そして動く。という事を忘れてはならない。
後悔したくないなら今すぐ全ての事を死ぬ気でやるべき
どんな事においても決めつけをせず、自ら取り組み身体を動かしていく重要性を感じています。
こうした世の中の中でうっかり「浦島太郎」になる事なんて難しい事ではなく、常に思考と行動が必要な世の中だなぁ。と感じています。
僕自身頑張っていきたい事。
ポエムです。
Category : コラム