Naoto Kimura

2015.2.8

感じていた違和感の理由がわかった。今年の目標は「教育」まずは「部活動」でも始めてみよう。

今日、元々アシスタントしてくれてた子が「作品見てくださーい」なんつって持って来てくれて、そのアクション自体はとてもいいのですが、そのクオリティに正直愕然としてしまったんですよね。

厳しい様ですが、まず、カメラの扱いという基本ラインから理解が薄く、とても専属だったとは思えないスキルでした。

「なんでこんなレベルなんだ…」

そう、正にそれが正直な感想で、一番間近に見ていて結局の所、「ヘアスタイルの作り方」以外はまるで吸収してなかったんですよね。

別に美容師なんだから「ヘアスタイルの作り方」以外は必要ないと思ってしまうかもしれないのですが果たしてそうなんでしょうか?

違うケースで言うと…

「ネット上の発言を間に受けてムキになってしまったり」

とか…

その辺の「スルースキル」だったり、「リアルとネットを混同させてしまう感じ」の温度感の切なさと言いますか、結局の所「時間止まってんだなー」みたいな…

僕はよくセミナー依頼を受けるんですけど、なんかイマイチ気乗りしないのは「中身にも伝えられていないのに外ばっかりに伝えてもなぁ〜…」みたいな所があったのだと思う。

その辺は期待感というか、僕自身「見て学べ!」的な古風思考がまだまだあって現実を見つめなおした時に僕自身に対して絶望すべき事であり、別の話に切り替えると…

1年目くらいのアシスタントが…

「私、ヘアメイクをやりたいんです!」

と熱弁していて、掘り下げて聞いていくとそこにアイデンティティはあまり感じなく、「承認欲求」が基本ラインでヘアメイクがどうの?と言うより、フォロワー1万人みたいな感じがイコールになっている部分があるのでは?なんて感じていて、アイデンティティの手前ラインの人の方が圧倒的に増えているのでは?なんてのも感じたりする。

僕ら世代がアイデンティティがある状態で業界飛び込んできたのは、「それ以外の方法論を見つける材料がない」という事であり、現代社会においてはそこも豊富でやはりこれからの人間には「表現を学ぶ」という事が必要な様に思う。

「表現を学ぶといっても表現する事に億劫、方法がわからない」

そう、そういった所も特徴で基本ラインネット的な言語で言うと「コミュ障」な人も多い様に感じていて、コミニケーションモンスターのつもりであった美容師もそういったケース。「前に出られない人、怖い、わからない、知ろうとしない」みたいな人も今後もっと増えていくんだろうと思う。

前記述に戻ると…

「見て学べ!」的古風論理が正に通用しない時代に来ていて、「手を引っ張り”アイデンティティが生まれるライン”」にまでは手取り足取りやらなければ土台すら生まれないのでは?なんて思ったりもする。

なんか勝手に色々解釈をしてみた時にふと思ったのは…

「あーそうだ。”部活動にしよう”」

とかって事を漠然と。

月一とか、欲を言えば週一。

もーホント基本の「き」。カメラのダイヤル回す所から始めて一緒にやってみるかなー?

と…

だってまず、「どう表現したらいいのかわからない」んだから。

写真しかり、メイクしかり、デザインしかり、ソーシャルしかり…

「一緒にやる」

という事で僕自身も新たな閃き、発想なんかが生まれるのではないか?

そんな感じの事を思ったり。

まあ、数人でやっててちょいちょい増えるのはいいかもしんないし、とりあえず「表現」というところのベースを作り、アイデンティティが生まれる土台ラインまでは無理矢理感のない「部活動的表現」で何かをやってみたいと…

今年はそんなテーマを掲げて臨んでみたいなー。なんて目標も。

まずは専属アシスタント達から始めてみようと思います。

「木村部」

中身を見るという事に関しては今自分に非常にしっくりくるテーマでそういう戦士がどんどん出てくる様になったらいいなぁ。なんて。

僕自身、ステータスを求めてなく「外向け」の事に興味がないのはこういった「承認欲求を満たす土台」というものが既にあったからであり、こういった土台を作ってあげる事の方がしっくりくるのかなー。なんて感じている今日。

【そして。】

思い立ったらすぐ始める僕。

さてさて。「木村部」の皆さんのスキルはどう変化していく事やら。

ポエムです。

Category : コラム