Naoto Kimura

2014.12.22

【聞く】という行為に満足してませんか?自分でやらなきゃ美しさは手に入らない。

自分、不器用ですから…

そう。すいません。僕は基本的に「嘘」をつくのがとことんヘタですし、嘘をつく自体がストレスになるので基本的に思っている事は何でも言うタイプの美容師です。

・そういうのって苦手なんですよね。

そう。そう思われたら仕方ない。ですが美容師としての立ち位置、そしてキャリアで考えても答えが出ないものに誇張して伝える必要も感じませんし、最大限に努力はしますがそういう場合は相性かと思いますのでまたそこにそった担当者もいるはず。という風にも思います。

そんな僕が割とサロンワークの中でズバっと言ってしまう事の一つに…

「スタイリング」

というものがあります。

・「何もしなくて済む様に」

最近かなり減ってきたとは思いますがそういうオーダーも多いものです。

そういうヘアオーダーをされる方に限って…

「割と華やかめなスタイル」

を望まれます。

僕は大概、こう答えます。

「スタイリングを習慣化させないと叶いません」

言い換えると…

「毎日取り組んでトレーニングしないと叶いません」

と…

長年通ってくださっている方は微塵にも動じませんが、割とキャリア浅めの方は動揺される方もいらっしゃいます。

・レベルを考慮しない領域なら叶うかも?んでもその本質は?

そう、鏡前だけで美しく仕上げるのは極めて簡単なんですよね。

そして「スタイリングの説明をする」事も。

クオリティのレベルとしてその場「満足」(と思わせるくらいのレベル)は出来なくはありません。

ですが、結局、自宅に帰って振り返り前向きに取り組んでいるでしょうか?

そして、その「程度」としてそれが「上質」か?と心の中で考えてみた時に自分は…

「80%ベースで仕上げられたとしても後20%はお客様の努力も必要」

と考えています。

特に「華やかなカールスタイル」「キレイな流れとボリュームのある前髪」「分け目のハッキリつかない前髪」などは、最初の乾かしからブローやスタイリングの要素が不可欠であり、そこさえキッチリと取り組んでいると日々のスタイリングが完成度の高いものになる可能性が非常に高いです。

ものすごく言い方悪いかもですが、多少カットライン的に難があったとしてもカバー出来る要素が充分にあります。

そういった意味でも僕は…

「何もしなくても決まる髪」

という文句は基本掲げず…

・やらなきゃ無理です。やりましょう。トレーニングしましょう。

という文言をふんだんに使ってサロンワークしています。

*一手間を踏むだけで断然違うクオリティと質

それを心から思っているので基本的に曲げず、「スタイリングに対する取り組み」を推奨し、更なる高いレベルの美しさを手に入れてもらいたい。

そんな風に思っています。

なので…

「もっと美しくなりたい…」

と思われる方は少しづつでもいいですから…

「スタイリングやってみよう。取り組んでみよう」

と、適切なスタイリング剤を用い、朝五分早く起きて鏡前に行ってみよう!と思ってみませんか?

1年後には断然違う自分になっていると思いますし、そういうお手伝いをしていきたいと思います。

より素敵な日々が送れます様に。

それでは。

Category : コラム