Naoto Kimura

2015.4.12

僕らの事など知らんでいい。


(画像と内容は全く関係ありません。)

今年入ってきた新卒アシスタントに積極的に話を聞くようにしています。

今年入社の新卒面接に加わっておらず、その時この子達は何を考え、何を思って志望したのか…

そんな事を知りたいし、頭に入れといた上で関わり方も変わってくる。

近年で話を聞いていく中で思う事は…

「圧倒的に先人達を知らない」

雑誌や業界誌などを賑わしているカリスマと呼ばれている方々でさえ知らない。

ひいては僕すらも知らなかった。

(入社して、ああ…偉い人なんだなー。くらいに…後、ブログ見て面接に来た子はかなり多かった様だ。てゆーか作品とか見て決めろよw)

マジか…

かなりのジェネレーションギャップを年々強く感じるし、僕らの時は毎月「TOMOTOMO」読んでサロンを調べたり実際行ったりして強い憧れと希望みたいなのを抱いた世代だった…

「マジで知らないの?w」

毎年、てゆーか年々強くなるけどこういった事例はかなり多くて、何を目的に?なんて聞くと…

・理念に共感した。

・ボランティアがしたい。

・福利厚生。

・労働環境。

・学習体制。

etc…

などのわりと現金な内容が多く…

笑っちゃったりするんだけど…

「OK!!!それでいいぜ!」

と思ってしまいます。

キーワードに支配される事なく育つ人が見たい。

ちょいひと昔前までは、「カリスマ」を目指す形のスタイルを目指す人も多く、僕自身も欲求もあれば野望もあり、それを叶えている人が憧れだった。

んでも普通にもう違うんだろうなー。

と…

色々、目指す理由も多様化していてこれからもどんどん形を変えていくんだろう。

それでいいし、むしろこちら側が柔軟でいないと本来のパフォーマンスを発揮できる形を作れないのだろうな…と…

「僕らの事は別に知らんでいいよw」

ホント普通に思うんですよね。

先人の事も僕らも特に知る必要もない。

そういったキーワード呪縛から解き放たれている人の方がよりエキサイティングな技術者になってくれる気がしています。

もちろん教えたり、育てるという事はするんだけど、もっと違った形のニュータイプな美容師の出現を心待ちにしています。

楽しみだなー。

みんなが育つの。

Category : コラム