Naoto Kimura

2015.7.15

素直が一番。

毎月…

「全体ミーティング」なる全スタッフが集まるミーティングがあるんですよね。

今回は「半期表彰」というものがあり…

僕は…

「半期、主要部門で全部2位!」

というなんともらしい。中途半端なポジショニングで火が付きかけましたね。。。

ははは。

見事なほどに全部2位。

ははは。

いやー。凄いんだがどうなんだか。

なでしこJAPANがW杯決勝に負けたくらいな感覚です。

本当に凄い事なんだけど、当事者的にはなんだか…

そんな事ってありますよね。

また励みます。

僕が表彰で何より嬉しかった事。

それは…

専属アシスタント 坂本。年間でカリキュラムを進めたランキングで選出される。

素晴らしい事です。

僕が【彼女】を専属アシスタントに選んだ理由。

https://naotokimura.tokyo/archives/9541

名前呼ばれた時に前の席から…

「おお!!!そういうのいいよ!」と…

てゆーのは…

「専属アシスタントは激務」

だからだ。

別にみんななんもやってないとは毛頭思わない。

むしろウチの子はみんな真面目だ。

それでいてモチベーションを保っていられる事に敬意を表したいレベル。

僕の仕事はある意味、「病気」と言いますか…

毎週、店舗も違えば流れ雲みたいなもの。

そして、朝早い時もあれば遅い時もある。

もちろん「得る事も多いだろう」とも思う。

だけど…

出てくるキーワードは…

「体力」

という部分。

それをやってでも自己トレーニングに時間をあてるというモチベーションはなかなか保てない。

「変わらないペース」

毎週、違う所で働いていて、んでも基本所属は青山店にある彼女。

毎日、終わりかけては…

「青山店で練習、チェックがあるので出させてください」

と言っていた。

そのスパンというのはほぼ毎日で、そういう「継続性」というものは人に対して植え込みをする。

「ああ…この人はヤル人なんだな…」

と…

僕はそういうのはウエルカムで、早く育って欲しいと願っているし、周りの人とも協調性、そして認めてもらいたいと思っている。

何百人もスタッフがいる組織の中で、そういったアクションを取るのは大変な事だ。

ある意味「空気が読めない人」だと言ってもいい。

僕はそんなやつが大好きだ。

淡々とやっていた。

「習慣にできる技術」

僕が美容師として成功する究極の方法論は何?といわれるとそれを挙げたいと思う。

「トレーニングにせよ、なんにせよ習慣なのだ」

と…

正に生活の一部。

そこの感性に「無理してる感」は存在しない。

やらされている。と思った時点で自分の負けなのだ。

そういう風に思う。

如何に「それが普通」と思えるかどうか。

長時間仕事をしているとそういった軸はブレやすい。

それを常に淡々と。

どういう目的があるかわからない。

僕が常に思っていた事は…

「上手くなりたい」

ただそれだけ。

カリキュラムというのは面白い。

色んな人の模様もあってクリアする要素は様々だ。

カリキュラムをクリアしていくのは難しいものではない。というのは後々気付く。

結局…

「見ている人も”人”なのだ。」

それぞれに色んなドラマがある。

そういったもの。仕上がりの完成度以外のものが美容師にとって必要なのだ。

ただ”素直にやる”という簡単な様で最も難しい事。

彼女が激務の中、カリキュラムを表彰されるくらい進められるのには…

「素直である」

という事を一番に挙げたい。

そこに対して、変な憶測や自己評価は入っていないと僕は思う。

「ただやり続ける」

という事だけ。

理由は簡単。

「進めたいから」

そういう本能を持った人は強い。

美容師としてもとても期待しています。

彼女は…

「カットが嫌い」

らしいwww

別に現段階ではいいと思います。

そういったマインドがある人はまたそれぞれの場面で活路を見出す事でしょう。

それでも常に答えを探すんでしょうから。

余計な事は一切考えず、素直に言える事。

「尊敬しています」という言葉程、疑わしいと思ってしまうこの世の中で、サラッと言っても「嘘臭さがない」事が信頼関係の一つだと思っています。

彼女に言われる事には嘘臭さを全く感じない。

そしてそれを感じさせるには…

「体現」

するしかないという事。

そういった、体現を表現し続け、そして素敵な美容師になって欲しいと願うばかりです。

結局の所…

「ただ単に”素直”なだけなんだよね…」

自分のアシスタント時の事を思い出しても余計な事を考えた事もなく、人がどうとか思った事もない。

いつも話している彼女は「クールな人」

という感想を持ってるんだけど、余計な情報はいれない本能があるんだよね。きっと。

いつだって誰かのせいにするのは簡単です。

結局のところ「やるかやらないか?」は自分次第です。

普段、特に語る事もないのですが、そういった所を見ながら成長を楽しみにしているアラフォー。

そして、ストレートに「尊敬しています」と言われるだけでテンションが上がってしまうオヤジです。

これからも成長を楽しみにしています。

Category : コラム