2015.8.18
「新規の方は20%off!!!」→「んでどうなった?」
ヘアサロンにおいて先輩、後輩間でありがちな会話。
てゆーかリアルに話したりする事あるんですが…
僕「ねえねえ。なんで発信の時に割引インフォメーションつけてんの?(新規20%offとか)
後輩「いや、そうすると来店してくれるかな?と思って」
僕「ふーん。それで来店してくれたの?」
後輩「……………。」
僕は否定も肯定もしません。
ですが、不思議ですよねぇ。
どうしてそういうイマジネーションになるのでしょうか?
その影響どこで受けたの?
そういったケースが該当する方はまずそこから整理した方がよいかな?と。
まず「スタートライン」があった様に思うわけなんですよね。
「誰かがやっていた、もしくは自分で思いついた」
「誰かがやっていた」その時点でオリジナリティーというところにおいては欠乏しているのでオリジナルのものには勝てません。
本気でいくなら割引率80%とかにすれば可能性はある気がします。
なんでみんな”20%”なの?
僕が否定も肯定もしない。というところは「20%off」すなわち「割引をする事に対して否定はしない」という事。
んでも…
その20%ってイマジネーションどっからきたの?
というところには思うところがあります。
本当に…
20%offの人が圧倒的に多いのにそのままだったら同じじゃね?
そういう風に思ってしまうんですよね。
頭の中でそういう判定をしていたら…
(´-`).。oO(いやー。見てると50%offで発信してる人もいるしなー。ガチできっかけ作りにしたいと考えてるんなら材料費割らないレベル。80%offとかって提案はできないもんだろうか?)
そういう思考が働いてもおかしくありません。
きちんと提案をしてそれに対するビジョン、プロセス、そして結果どうなる?っていうプレゼンテーションを行えば(難しいとは思うけど)話は聞いてくれるだろうし、僕自身検討要項としては頭に入れておくでしょう。
何故20%なのか?
そういった所に一度目を向けてみたらどうだろう?
そして…
んで、結果「来店していただけたの?」
冒頭の会話の様になった時、「……………。」となるという事は結びついてませんよね。結果に。
別に売り上げがどうこうとかって話じゃありませんよ。
施策に対しての効果どうだった?いつで区切るの?そして今後どうすんの?
という議論がなされた方が建設的だと思うのでそういった意味で話してるんですよね。
ダメな理由を追求する。
「20%off」という施策を試みた。そして半年以上経過した。
「どうだった?」
そういう疑問が出て当然だと思うんですが、大体のケースの場合垂れ流すんですよね。
そもそもなんで「割引」すると来店してくれると思ったの?実際の来店経路とか理由。精査した?
「割引」する事が「きっかけ」になると考える人は多いと思うんですが、僕はあまりそう思わないんですよねぇ。
自分の所に来店してくださる方の多くは「割引」という所をあまり見ていない。
僕も会社規定通り「インターネット経由」での来店の場合、「初回10%off」です。
ですが、大きく謳う事はしません。
だって来店理由がそこじゃないから。
必ずしも全員の方が当てはまるわけではありませんが、僕は実感論でしか見ないのでそれが来店理由につながったという感触ってないんですよね。
かつてはその会社規定の部分を発信において表記していた時期もあったのですが、実感する事はなかったので取り下げました。
それでいてカウンセリングにおいて初回は必ずその日かかる料金確認をするのですが、「初回なんで10%offですねー。」というと驚かれる事の方が多いのです。
僕のケースの場合、その方が喜ばれる方が多いような感想をもっています。
そう…
美容師が思ってる事と来店なさる方との思考にはギャップがある。
そういう結論に導けると「割引する」という施策には一定の効果を感じます。
が、そこでそういう答えにならない人が多い事も事実です。
「結果には繋がってないのに」
「実際来店なさるお客様はどう考えているのだろうか?」
そういう思考を張り巡らせ、考える事も美容師としてのスキルアップに繋がると思うんですよね。
「もしかしてそこじゃないんじゃないの。。。自分の魅力を昇華する、そしてお客様ってもしや料金より”内容”を求めて僕の所に来店なさるのではないか?そしたら発信の仕方も変わってくるよね。」
そういう思考にシフトしてもなんら不思議ではありません。
そういった意味で僕は「問う」という事をする事があるのです。
基本的に”合ってたら結果になる”間違ってたら”結果にならない”といういたってシンプルな思考。
僕は本当に考える事がシンプルです。
それしか考えた事がない。
何かを始めたらその経過、一定の期間を越えても微動だにしない様な施策はあっさり捨てます。
また違う思考を持ちトライし始めた方が建設的だと考えるからです。
こういう施策は全員に当てはまるものではなく…
合う、合わないがあるかもしれないよ?
という事。
自分のキャラと噛み合ってなければ絶対結果になどなるはずもないでしょう。
それを精査する思考をもとうよ。って話ですね。
「割引する事が結果になる人には何ら問題ない。全然、続行案件です。」
そう思うんですよねえ。
てゆーか簡単に裏を返してみると…
「割引します!」で来店してもらえる美容師さんは発信スキルも一定値超えてると思うけど?w
そもそも論そこに帰結してしまうんですよねw
てゆー事はそこの更に裏を返すと…
「割引しなくても来店していただけるような美容師力」
という事になり、照準を絞る事が出来ますよねw
何を追ったらよいのか。
正に「本末転倒とはこの事だー!」と言わんばかり、そして今まで真面目に書いてきてて最後に崩れる典型的木村節を披露しているわけなんですが、いかがだったでしょうか?
こういうエピソードもあるんですよねぇ。
まぁ、一応共有しておきます。
なんかの一石になるといいですねぇ。こりゃこりゃ。
Category : コラム