Naoto Kimura

2016.10.19

常に「課題をもつ」技術

基本的に作品などを作っていて満足した事がありません。

作品を作るってなって、撮って、一瞬満足する事があるものの、時間が経つとすぐアラが見えてしまう上に飽きる。

回数をこなしていくと時間や、環境の事も考えて…

ここで終わらせとかないと…

的な部分も出てきて、その時の自分のスペックもわかる。

ゆっくりやったり、その場で試行錯誤しても現時点のマックスはそこというのが見えてしまう。

なので、そういう機会がある時は…

「次回はこういう風に、わからない、出来ない事はすぐ聞く」

という習性がある。

なので、そういった事を教えたりする場面がある時は必ず…

「自分の中での課題は?」

と問う様にしている。

が、しかし、そういうのを問うた時にすんなり出てくる事っていうのはほとんどない。

要は「それなわけだ」

そもそも論、そういった「自分の中での課題」が見えてないと上達する事はない。

作品作りをしていると、その時の雰囲気に嬉しさを覚え、自己満足に陥ってしまう事が多い。

もちろん僕もそう。

なので、きちんと人に評価を求めてみたりする。

「ああ…あんま”いいね!”つかねーなー」

とか…

「コメントこなかったなー。これは」

とか…

今ではカジュアルに評価を求めるツールも沢山ある。

コンテストなどもまさにそうだと思うし、ましてやスタイリストなら来店に繋がっていなければ、結局の所、顧客になりうる方には届いていないのだという事。

自分の中でそれを冷静に分析する能力っていうのはこれまたスキルの1つなのではないだろうか?

我々は常に評価されている。

接客、心構え含め、総評すると技術と呼べるもの。

それを提供する事により、喜ばれ、また活力を与えているのだという事。

「自分の中での課題を見つけられる」というのもこれまた技術の1つなのではないだろうか?

ちなみに「貴方の課題は?」と問われると迷わずこう答える。

「朝日さん(airプロデューサー、師と仰ぐ人の1人。メイクアップアーティスト)のチークテクニックが永遠なる課題」と…

本当に真似出来ない。

いくら見たとしても自分で完コピできた様な達成感がない。

そういった唯一無二の技術とかがあるからこそ、人に評価されたり、「知りたい」を生み出す事が出来るのでしょうね。

僕の「唯一無二の技術」ってなんだろう?

と考えたら…

あっ。

それこそ「常に自分の中に課題を見つける技術」なのでは?

と…

まだまだ上昇途中です。

Category : コラム