Naoto Kimura

2016.11.26

君は”情弱”になりに東京に来たの?「ググれカス」

僕は近年、非常に男性のアシスタントに…

「木村さんの専属アシスタントになりたいです」

と言ってもらえます。

とても光栄な事です。

が、ご存知かと思いますが、僕の専属アシスタントになってもらう人は「女性」が多いです。

なんでだと思いますか?

「男に優しくなれない」からです。

別に男女差別をするつもりはありませんが、自分も男性というところからか、許せない部分が多々あり、「ついてこれないであろう」というところからあまり選ぶ事はないのです。

そもそも選ばなければ優しくいられますからねぇ。

そういった中でも、果敢に名乗りを上げてくる者もいまして…

余程の熱意を感じればトライアルさせる事もあります。

今日も朝からそういった感じに作品撮りを行なっていまして、参加させてみました。

シャッターがきれません

いきなり言われたその言葉に僕は…

自分で調べろ「ググれカス」君は情弱になりに東京にきたの?

と冷たい言葉を浴びせました。

他のアシスタントには教えているわけです。

冷たいですか?

僕は全然冷たいと思いません。

本質的な叡智を体得するには自分のマインドから

そう思うからです。

まず、その場でいきなりシャッターきろうなんて感覚からして甘いわけです。

僕らは撮影なんてさせてもらえなかった。

それは撮影日になる時には高まりますし、その為の「準備」をします。

そんなものは当日やるものではなく、事前から準備しておくものなのです。

じゃあ、いきなり現場きて、「撮れません」ってなってモデルさんとかはどうするのよ?

甘い甘い。

僕はその場では教えませんでした。

その場でググりはじめ調べているアシスタント。

そういった無様な行為を行う事で…

「二度と同じことをしようとなんて思わなくなる」

からです。

そしてもう一つ彼に伝えました。

「僕は誰にもそんな事を聞いた事がない」

と…

僕自身が自分で写真撮影を始めた時は周りに誰もやってる人なんていませんでした。

それこそ「奇なる目線」で見られ、「あの人は一体何をやってるんだろう?」くらいにしか思われてなかったと思います。

そういう時に何をしていたか?と言うと…

「自分で調べ、試し、買い、失敗し、その度に”学ぶ”

と言う事をしていたわけです。

無駄な買い物、時間…

全てを投資し、またそこに無駄が出ないよう調べ、継続していったわけです。

その後はみなわかる様な道を辿っている最中です。

「本質的に体得するには事前準備が必要」

なんて目線は持ってて当たり前と言う領域。

むしろそこがスタートラインなのです。

甘ったれてんじゃねぇ。ボケが

口は非常に悪いですが、そうでもしないと現在の「教えてあげちゃう病」にかかっていつまでたっても自立はできませんし、結果は出せません。

自分の足で立ち、学び、極めていく事で本質的な。

そしてまた人から…

「この人に教わりたい」

という風になるものだと思っています。

古いですか?

厳しい?

そういう自覚があるからそもそも選んでないわけです。

男でそういう根性あるやつなら向き合いますよ。

ただ、教えませんけど。

時間は使いますよ。

僕は別に朝寝ててもいいわけです。

立ち会い、見る事はします。

本当は朝子供と遊んでてもいいわけですから…

そういった時間はその人の為に。

教わったり、何かをやってもらう時は…

「その人の人生の時間を消耗させているのだ」

と思えれば二度と同じ事にはなりませんね。

頑張ってもらいたいものです。

「知らん」を言い訳にさせないスタンス

ネットには全て答えがある時代。

「知らん」を言い訳にさせないスタンスです。

事前準備の仕方の在り方も考えていきたいものですね。

「よっ!情弱だneっ!!!」

と笑顔で言われない様に。

………。

嗚呼…

いつかmen’sの専属アシスタントは生まれるでしょうか?笑

相当気合入ってないと務まりませんね笑

でも自分で答えを見つけられる強い子になれる事は保証しますよ。

楽しみにしておきましょう。

Category : コラム